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天山が2度目のG1連覇へ2戦強行出場

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痛みがある右肩に、はり治療を受ける天山広吉
痛みがある右肩に、はり治療を受ける天山広吉

 この体が壊れてもG1連覇はあきらめん! 新日本の天山広吉(36)が横浜大会から一夜明けた9日、岐阜・本巣市の治療院に急行し、約6時間の緊急治療を受けた。大会前に1度は治した首痛が悪化し、前夜のバーナード戦では腰痛も再発。本来は動けないほどの故障だが、残り2戦、痛みをおして強行出場する。

 連覇を目指す天山に最大の敵が現れた。G1前から痛めていた首に加え、腰痛まで再発してしまった。「試合には関係ないわ。治療してもらえば、いつも通り戦える」と強がったが、名古屋までの新幹線でも座席に深く腰掛けられず、腰を少し浮かすほどだった。

 これまでも治療に通っていた千秀堂で、ずれた骨の矯正を受け、患部にはりを打ったまま腕や足を上げ下げする運動を4時間近く黙々と続けた。最初は痛みに顔をゆがめながらだったが、徐々に穏やかな表情に。「首も腰も軽くなった。なんとかなるな」とほっとした表情で話した。

 6日の永田、8日のバーナード戦の連敗は、星勘定以上に体に大きく響いた。永田戦では月面水爆をよけられ、頭からマットに突っ込んだ。バーナードには、うつぶせで倒れた状態の腰に、150キロの体重を乗せたエルボードロップを3発も落とされ、古傷の座骨神経痛を悪化させた。

 首の故障は、7月末の精密検査で本来なら手術が必要と診断されたほど。担当医からは、大きな衝撃を受ければ全身マヒの危険性があることも伝えられた。それでも手術はせず、戦う道を選んだ。「オレのいないG1なんて想像できんわ。ここからはい上がってやろうやないか」。03、04年も連覇しており、2度の連覇となれば史上初。故障を抱えながらも、気持ちは少しもなえていない。【来田岳彦】

[2007年8月10日8時18分 紙面から]

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