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元ロッテ立川が快勝デビュー/K-1

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閻文凱(右)にローキックを放つ立川隆史
閻文凱(右)にローキックを放つ立川隆史

<K-1:東京大会>◇トライアウト◇16日◇ディファ有明◇観衆1212人

 元ロッテ4番打者の立川隆史(31)がプロ格闘家デビュー戦で快勝した。日本と中国の7対7親善マッチに出場。閻文凱(ヤン・ウェンガイ=27)から3回にスタンディングダウンを奪い、3-0の判定勝ち。プロ野球出身者として初めてK-1で勝利を挙げた。会場にはロッテファンを中心にした120人の大応援団が陣取り、熱烈な声援を送り続けた。

 ロッテファンの地鳴りのような大歓声の中、立川は必死に190センチの「石頭男」に立ち向かった。1回から鼻血を出しながら前進し、左右のローキックを放ち続けた。試合が動いたのは3回。スタミナが切れた閻の口からマウスピースが飛び出し、動きが止まったところに右のストレートを打ち込んだ。この有効打が勝負を決めるスタンディングダウンにつながった。

 プロ野球でも味わったことのない緊張で、試合直前は極限状態だった。「何か、暗いね」。前夜、気が付くと美樹夫人に言葉をかけられていた。「できれば逃げ出したかった」という。それでも試合当日の朝、保育園へ出掛ける子供からほおに「パパ頑張ってね」とキスをされたことを思い出し、気持ちを奮い立たせてリングに立った。

 ロッテで4番を打った男が、武骨にK-1のリングでもがき苦しんだ。「野球をなめるなって、思ったファンもいたと思います。でも、いいんじゃないですか、こういう人生を送るやつがいても」と立川は笑った。今後の格闘家としての目標はまだない。「続けていくことになると思います。でも今は家族とゆっくり今後について話し合いたい」。転向表明、選抜テスト、南アでの強化合宿とチャレンジし続けた立川は、1つの区切りを終えて安堵(あんど)の顔を見せた。【井上真】

[2007年8月17日9時52分 紙面から]

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