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小林が初代タイガー戦でがん患者励ます

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小林邦昭の腹部には手術あとが確認された
小林邦昭の腹部には手術あとが確認された

 「虎ハンター」小林邦昭(51)が3日、初代タイガーマスクの佐山聡との1試合限定復帰戦(21日、リアルジャパン後楽園大会)で、全国のがん患者へ勇気を伝えることを誓った。小林はがんで2度の手術を受け、00年の引退につながったことを明かした。

 小林は管理人を務める新日本道場のリングにいた。若手と組み合うと、必殺技・網打ち式原爆固めを決めた。毎日1時間半の筋トレを続けた体は、現役選手にも見劣りしない。だが、シャツを脱ぐと、腹からわきの下にかけ60~70センチの傷あとが現れた。

 92年に大腸がんが見つかり手術。93年2月には復帰したが、99年3月に肝臓への転移が発覚し、2度目の手術を受けた。「それから開き直った。『体力=免疫』だと思って練習し、好きなものを食べている。前向きになったことがよかったのかも」。

 今回の復帰決断には、元気な姿を見せることで闘病中の人々を励まそうという思いがあった。「リングに立つ以上、現役当時の姿を見せたい。フィッシャーマン(網打ち式原爆固め)を出すよ」と約束。初代タイガーマスクのライバルとして活躍し、マスクはぎで強烈な印象を残した。当時の熱狂をこの技で再現し、がんと闘う人にエールを送る。【来田岳彦】

[2007年9月4日8時30分 紙面から]

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