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桜庭が秘技!柴田戦へ公開「ゆりかもめ」
桜庭和志(38=チーム桜畑)が夢の大技「ゆりかもめ」で柴田勝頼(27)を一蹴する。HERO’S横浜アリーナ大会(17日)を目前に控えた桜庭が10日、都内で練習を公開した。元プロレスラー柴田をあざ笑うかのように、練習ではコブラツイストからラリアットまで豊富なプロレス技を繰り出した。その中で「試合では出したことがない」という「ゆりかもめ」まで披露。大技で柴田にとどめを刺すつもりだ。
いつものように淡々とした顔で練習を始めた直後だった。いきなり、スパーリングパートナーをロープに振った。予想外の動きに、エプロンサイドで撮影に熱中していたカメラマンもよけきれない。驚きの空気の中、桜庭はコブラツイスト、サソリ固め、腕固めと、流れるような動きで次々と大技を決めていく。
さらに、グラウンドテクニックに移行すると、両足で相手の腕をガッチリ固め、さらに両腕で頭を押さえ込みながら頚(けい)動脈を締める夢の大技「ゆりかもめ」まで見せた。揺りかごに乗るように反動をつけて揺らすと、さらに頚動脈が締め上がるえげつない技。仕上げにパイルドライバー、ラリアット、腕ひしぎ十字固めで技のデモンストレーションは終わった。
「ゆりかもめ」は桜庭が5年ほど前に練習の中で編み出した究極の関節技だ。「試合ではやったことはないです。宇野君との練習の中で、気が付いたら決まっていたことはあります。これは狙ってはできません」。
技師の桜庭でもこれだけの完ぺきな体勢にはなかなかなれない。それでも、夢を与える試合が信条だけに、ファンの心をくすぐるように言った。「可能性ゼロじゃない。相手があおむけじゃむりですが、うつぶせになった時、相手の下半身を攻めることができれば…」。
柴田のセコンドには、年末Dynamite!!で対戦が決まった船木が付く。その目の前で大技を決めることができれば、ファンの興味は数倍になって年の瀬へと膨らんでいく。究極技で最高の勝利を、IQ(知能指数)レスラーは狙っている。【井上真】
[2007年9月11日9時21分 紙面から]
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