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PRIDE社長が突然の解散通告
PRIDEが事実上、消滅した。主催するPRIDE FCワールドワイドの日本人社員全20人が4日、解雇された。東京・表参道の事務所で会議が行われ、電話を通じてジェイミー・ポラック社長から一方的に解雇通告された。直後に立ち会った代理人の指示で、荷物をまとめて慌ただしく事務所を追い出された。これで同社社員は米国滞在中の社長1人だけ。旗揚げ10周年目前で閉幕を迎えた。
午前10時から始まった会議は、10分足らずで終了。PRIDE FCワールドワイドの日本人社員20人はポラック社長からの電話で「今日をもって解散する」と通告された。労働基準法により、正式には1カ月後の11月4日付の退社となるが、今後は出社しないよう命じられた。同社長の代理で日本人と米国人が1人ずつ立ち会う中、30分後には立ち退かされた。
解雇説明もなく「質問はメールで受け付ける」とだけ伝えられた。「仕事ができないから解雇、というなら分かるけど理由もなくては…」と怒りを押し殺す社員。社員たちは隣のビルにあるハッスルの事務所に移動。旧DSE体制では同じ会社だったとはいえ、会社支給の携帯電話やパソコンは回収された。公式サイトでファンへの報告もできない。急きょ携帯電話を購入し、関係各所に連絡するなど社員は対応に追われた。
3月27日に米国UFCオーナーのフェティータ氏への、PRIDEの全権譲渡が発表された。「共存」を目指し、UFCとの対抗戦も計画していたが、日本での地上波テレビ放送が難航。ノゲイラやシウバら大物選手だけが抜き取られた。そして11日の旗揚げ10周年記念日を前に、スタッフが誰もいなくなった。
名刺をつくることすら禁じられ、社長が大会開催に動いた形跡もなし。別の社員は「仮に同じ看板で大会を行っても、作り手が違うから、もはやPRIDEではない」と話した。ショッキングな解雇通告が、栄華を誇ったPRIDEの、10年間の歴史に幕を閉じた。【高田文太】
[2007年10月5日8時54分 紙面から]
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