イーグル母国凱旋のV5失敗/ボクシング※画像クリックで拡大表示<プロボクシング:WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇タイ・バンコク

 WBC世界ミニマム級王者イーグル・デーン・ジュンラパン(28=角海老宝石)が王座から陥落した。同級1位オーレドン・シスサマーチャイ(タイ)と対戦。序盤から空振りが目立ち、7年ぶりの母国がい旋試合への気持ちが空回りした。中盤からは相手のカウンターも浴びて0-3の判定負け。5度目の防衛に失敗したイーグルは18勝(6KO)2敗、新王者オーレドンは25勝(9KO)。

 7年ぶり母国がい旋は最悪の形で終わった。2人のジャッジが1点差、1人が5点差をつけた0-3の判定負け。イーグルはぼう然と立ち尽くした。「勝ってると思った。何が何だかわからない」と話すのが精いっぱいだった。タイ人同士の対決も日本ジム所属のイーグルにはブーイング。中盤以降は得意の右を狙いすぎて空振りが目立った。

 6月の八重樫戦でV4達成したが、直後に京和建物にスポンサー契約を解消された。同社物件だった埼玉県内の高級マンションからの引っ越し、「京和」のリングネームも失い、本名に戻した。勝つことで新スポンサー獲得を目指すつもりだったが、少年時代、タイで極貧生活を送ったハングリー精神は失っていない。2度目の王座返り咲きを目指し、30日に再来日する。[2007年11月30日8時33分

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