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猪木が乱入!小川を失神制裁/IGF
<IGF:東京大会>◇20日◇東京・有明コロシアム◇6233人
猪木が怒った! アントニオ猪木(64)が、20日のIGF有明大会で、リングに乱入し、愛弟子の小川直也(39)と安田忠夫(44)に制裁を加えた。立会人としてリングサイドで観戦していたが、2人のファイトぶりに不満を爆発。小川に裸絞めをかけるなど暴れまくった。試合後の小川からの宣戦布告に「オレを踏み台にしてみろ」と返し、リング復帰も辞さない迫力を見せた。
猪木がリングに戻った。左腕を骨折し、気迫だけで立ち続ける安田をキックでいたぶり続ける小川への怒りが体を動かした。ロープをくぐると小川に張り手を浴びせ、そのまま裸絞めで失神させた。意識を取り戻した小川に「情けをかけろ。やるんなら殺せ!」と怒鳴り散らした。情けは情けでも武士の情け。ひと太刀で切り捨てるすごみを求めた。
IGFらしい大混乱の幕切れには、観客もぼうぜんだ。マイクを持った猪木は「一寸先はハプニング」という持論を繰り返す。ファンも怒っていいのか、喜んでいいのか分からない状態になった。
猪木「ともえ戦なんて、まともに終わると思っちゃいねえ。小川も手加減せず、ぶっ殺せばいいんだ。安田もレネ・ローゼ戦(いす攻撃で戦闘不能に追い込む)はよかったのに、小川の前では気が抜けた。怒りのぶつけようがないから、小川に当たっただけ」。
さらに小川が「これからは敵だ」と宣戦布告したことを聞くと、「踏み台にしてみろよ」と今にも戦いそうなけんまくで話した。
72年に新日本を創業したころの猪木は、若手が気を抜いた試合をすると、リングに殴り込んで公開制裁するほどの気迫でリングに向かっていた。IGF旗揚げから2戦は、選手を目立たせるため自分はリングにも立たなかった。その我慢が3戦目にして破られた。
帰り際にはようやく平静さを取り戻し「もう、オレを出さないでくれよ」と懇願するように話した。だが、リング上で制裁を受けた小川が黙ってはいない。来年は猪木のリング復帰がIGFのテーマの1つになりそうだ。【来田岳彦】
[2007年12月21日9時48分 紙面から]
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