このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > バトル > 詳細速報 > ハッスル7・9横浜



詳細速報 <ハッスル7・9横浜>

◆ハッスル18 ファイティングオペラ ~ハッスルキング・フォーエバー~

◇神奈川・パシフィコ横浜◇2006年7月9日◇17:00 ◇観衆4420人  
ニューリン様が高田総統に反旗

 ニューリン様が高田総統に反旗を翻した。6月のハッスル・エイドでマスクを剥がされ、顔の傷をさらされる屈辱を浴びたニューリン様は、高田総統の力でザ・Mペランサーとパワーアップしてメーンに出場したが、パートナー川田利明に赤いミストを吹き付けてハッスル軍の勝利をアシスト。顔の傷をつけたのが高田総統だと知り、「ぶっ殺す」と高田総統に宣戦布告した。「高田総統の首を狙うもの同士」とHGからハッスル軍入りをすすめられると「考えておく」と返答。ニューリン様、HG組というドリームタッグの実現も見えてきた。

  また、橋本真也さんを偲んで開催されたハッスルキング・メモリアル6人タッグトーナメントは、大谷晋二郎組と坂田亘組が9日の後楽園ホール大会で行われる決勝戦に駒を進めた。

写真=ニューリンの化身のザ・Mペランサーは高田モンスター軍に宣戦布告をした

▽無制限1本
小川直也
○TAJIRI
11分 
エビ固め
ザ・Mペランサー
川田利明×
 ニューリン様が高田総統を裏切った。ハッスルエイドでTAJIRIにマスクを剥がされる屈辱を受けたため、エスペランサーと同じようなガウン、マスク、今までで最も露出の高いコスチュームを身につけたザ・Mペランサーと姿を変えて登場。エスペランサー戦の恐怖でMペランサーと向き合うこともできないTAJIRIをムチで痛めつけ、ローンバトルを強いられた小川も川田と2人で追い込んだ。無表情のMペランサーが試合を支配し、一方的な展開で試合は進んでいたが、川田がTAJIRIをキャメルクラッチで捕獲したときに異変は起こった。セコンドのアンが精神的に苦しめようとTAJIRIにエスペランサーの写真を見せつけると、Mペランサーが写真を真っ二つに割ってしまう。さらに川田に赤いミストを吹きつけ、TAJIRIの勝利をアシストした。誰もがあっけに取られていると「ニューリン、何を考えているんだ」と高田総統が現れた。

  客席通路に高田モンスター軍が勢ぞろいし、リング上のニューリン様、ハッスル軍と向かいあった。

  高田総統「最近、信頼してきた人間がいきなりどこかに行ってしまうできごとが頻繁にあるらしいじゃないか。ニューリン、お前もか?」

  ニューリン様「私の敵はハッスル軍じゃないとわかったんだよ。私の敵は高田、オメーだ! 私の顔に傷をつけたのはオメーだろ?」

  高田総統「今なんと言った? 私にオメーだと? 貴様、誰にもの言っているんだ。コノヤロ~。まあ、知ってしまったんならしょうがない。それには訳がある」。

  ニューリン様「理由なんてどうでもいいんだよ。モンスター軍なんてやめてやるよ。オメーをぶっ殺す!」

  ここでHGが登場。

  HG「ニューリン様、私は大阪で負けたカリを返すために来たんですよ。なんですか、この急転直下の展開は。お客さんがついてこれないでしょ。どうするんですか?」

  ニューリン様「うっせーんだよ!」

  HG「セイ…。でも、あなたが高田総統の首を狙ってるなら協力しますよ。いっそハッスル軍に入るというのはどうですか? 私はケツのア○ルの小さい男じゃないですよ」。

  ニューリン様「腰フリ(HG)の力なんて借りねーよ!」

  HG「私の目的はゴリゴリの中のゴリゴリ、スペルマンサーとTバックマッチ、ローションマッチを地上波で放送することだけです。お互いにとって悪い話じゃないと思いますが」。

  ニューリン様「考えてやってもいいな。とにかく高田、オメーだけは絶対に許さねえからな。覚えておけよ!」

  ニューリン様は1人で退場。

  高田総統「ニューリンはまだまだ子供だってことだな」。

  小川「高田、オメーもかわいそうだな。そんなことより、あのエスペランサーと戦わせろ!」

  川田「おい、チキン。エスペランサーの名前を出すのは早いんじゃないか? ニューリンの顔の傷より心の傷が痛いんだよ。ニューリンに裏切られただけじゃないぞ。石狩も行方不明なんだよ。オレがモンスター軍NO・2だ。オレと一騎打ちするか?」

  高田総統「NO・2がモンスターKかどうかはさておき、今日のような勝ち方で戦えるほど、エスペランサーは安もんじゃないんだよ。せいぜい、この私がエスペランサーを降臨させてもいいと思うようにハッスルすることだ。ただし、エスペランサーが再び降臨するということは、君たちはもう終わりということだ。わかるだろ? それではバッドラックだ!」

  高田モンスター軍が退場。

  残ったハッスル軍はニューリン様のハッスル軍入りについて協議。TAJIRIは「Mペランサーではなくニューリン様なら大歓迎」とし、小川もTAJIRIの「かわいい娘がいればうれしいじゃないですか」という説得で渋々認めた。最後はHGの音頭でハッスルポーズを決めてフィナーレとなった。
▽ハッスルキング・メモリアル6人タッグトーナメント準決勝無制限1本
○天龍源一郎
坂田亘
崔領二

(坂田軍団)
7分11秒 
片エビ固め
佐藤耕平×
ジャイアント・バボ
ゴモラ

(チーム6メートル)
 坂田軍団がモンスター軍を下し決勝進出を決めた。序盤は坂田が痛めている左ヒザを攻められ劣勢となったが、天龍が逆水平チョップだけで巨人3人を蹴散らし逆転。最後は天龍が佐藤にグーパンチ、逆水平チョップの連発でグロッギーにし、延髄斬り、53歳で仕留めた。

  天龍は坂田に「オレに報告あるんじゃないか? 読んだよ、フライデー」と週刊誌で報じられたタレント小池栄子とのデートについて突っ込んだ。崔が「彼女を兄貴(坂田)に紹介したのは橋本さんなんですよ。だから、恩に報うためにもこのトーナメントの優勝に掛けてるんですよ」と天龍に説明。天龍に「彼女がお前にあうかどうか査定させてくれ」と迫られて困惑する坂田は「必ず優勝して、それができたらちょっと連れて伺わせてもらいますよ」と返答。最後に「自称ハッスルキングの後継者大谷さんよ。お前は優勝できる器じゃないんだよ。必ずオレたちが優勝して新しいハッスルのキングにはオレがなる」と決勝相手の大谷を挑発した。
▽ハッスルキング・メモリアル6人タッグトーナメント準決勝無制限1本
○大谷晋二郎
田中将斗
安田忠夫

(チーム・ハッスルキング)
12分19秒 
エビ固め
金村キンタロー
黒田哲広
本間朋晃×

(ハードコア・ブラザーズ)
 休憩明けに小川が橋本さんの前夫人和美さん、長男大地くんら3人の子供とリングに上がった。和美さんは「ハッスルを見るたびに、橋本も小川さんと一緒にやりたいんだろうなと思います。今も一緒に過ごしていると思います」とファンにあいさつ。小川に「親父のようなスゲープロレスラーを目指してんだよな?」と問われた大地くんは「スゲー目指してます」と返答。「その時はハッスル軍に力を貸してくれ」と加入されると、「ハッスルなくして創造なし、かな」と将来のハッスル参戦を宣言した。

  チーム・ハッスルキングが決勝進出を決めた。ハードコア・ブラザーズ得意の場外でペースを握られ、大谷が捕まったが、執拗に観客の「あちち」コールを要求。声援を背に逆転すると顔面ウォッシュを浴びせる。調子に乗ったところを金村に机の破片で襲われ、スーパーパワーボム、金村の爆YAMAスペシャル、本間のシャイニングウイザードと連続で浴びたが、カウンターの延髄斬りで再び流れを呼び戻すと、投げっぱなしドラゴンスープレックス、田中の白いギター、スパイラルボムで勝利した。

  試合後、金村は「今日はいろんな意味で制限されたんや。この補欠(本間)のバカがもっとかしこくて本物のハードコアができたら間違いなく勝っていた。いつもやったら体育館全部を戦場にするんやけど、でもこのパシフィコうるさいねん。これが限界や。スタッフの顔みたらわかるやろ。みんなピリピリしてんねん」と自分たちの戦いができなかったと主張。しかし、最後は「破壊王の後継者は大谷晋二郎しかいない。責任もって優勝してくれ」とハッスル軍の同士にエール。大谷は「今回のトーナメント、誰が何と言おうとオレたちが優勝しないとダメなんだ」と優勝を宣言した。
▽ハッスルキング・メモリアル6人タッグトーナメント1回戦無制限1本
○大谷晋二郎
田中将斗
安田忠夫

(チーム・ハッスルキング)
9分49秒 
キングコブラ固め
KATAKARI KING
KATAKARI MAX
KATAKARI 300%×

(KARI族最強3人衆)
 橋本さんの遺志を継ぐチーム・ハッスルキングがKARI一族を一蹴した。肩を痛めていた橋本さんを苦しめたKATAKARIに、高田総統の「ビターン!」を受けたアン・ジョー司令長官がKATAKARI300%となってチーム入り。チーム・ハッスルキングは田中が肩を痛めており、KARI族の肩攻めにローンバトルを強いられたが、田中はMAXと入れ替わりKINGアームブリーカーで同士討ちさせて逆転。代わった大谷が大暴れで3人を蹴散らし、キングコブラホールドで逆に300%の肩を破壊して勝利した。
▽ハッスルキング・メモリアル6人タッグトーナメント1回戦無制限1本
佐藤耕平
ジャイアント・バボ
○ゴモラ

(チーム6メートル)
4分44秒 
踏みつけ式体固め
日高郁人
横井宏考
どっこい浪口×

(チーム・ハッスルトゥモロー)
 チームハッスル・トゥモローが浪口の空回りで1回戦敗退した。大型トリオに対しチームワークで応戦していたが、横井の出番を奪うなどでしゃばる味方の浪口にペースを乱され、最後は浪口が自ら仕掛けたショルダータックルの打ち合いに敗れて3カウントを奪われた。
▽無制限1本
ハッスル仮面レッド
○ハッスル仮面ブルー
ハッスル仮面イエロー
7分11秒 
片エビ固め
赤鬼蜘蛛
青鬼蜘蛛×
黄鬼蜘蛛
 オープニングに登場したRGMは「パシフィコ横浜は亀田大毅が歌った地だから」とハウンド・ドッグの「ONLY LOVE」を歌おうとしたが、カラオケ映像はイントロが終わったところで対戦カード紹介のVTRへ。怒ったRGMはアカペラで強行するも、観客の帰れコールで強制退場となった。

  VTRのモンスター軍部屋には高田総統ではなく川田総統代行。島田、アンが五木ひろしの「よこはま・たそがれ」を下品な替え歌にして歌っていると、川田代行は「横浜と言えばこっちだろう」とダウンタウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を自分流にアレンジして気持ちよさそうに熱唱。「代行ビターン!」でオープニングを締めようとしたが、高田総統が「とうとうここまで入り込んできやがったな」と登場。「オープニングは私が仕切ると決まっているんだよ」と川田代行とにらみあい、本家「ビターン!」を決めた。

  ハッスル仮面が逆転勝利を収めた。長いハチマキを頭に巻いた破壊王スタイルで入場したハッスル仮面は、空中殺法で流れをつかむも、ブルーが青鬼蜘蛛の、レッドが赤鬼蜘蛛の糸攻撃でロープに張り付けにされてしまう。孤立したイエローは3人がかりのジャンピングボムを浴びるなど追い込まれたが、持ち前のパワーで危機を脱出。最後はレッドのミサイルキック、イエローのバックフリップ、ブルーのシューティングスタープレスと畳み掛けて青鬼蜘蛛を沈めた。


このページの先頭へ