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詳細速報 <K-1 12・2東京ドーム>

◆K-1 WORLD GP 2006 in TOKYO 決勝戦

◇東京ドーム◇2006年12月2日◇17:00 ◇観衆5万4800人  
シュルトが史上4人目の連覇

 セーム・シュルト(33=オランダ)が史上4人目のWORLD GP連覇を達成した。準々決勝でジェロム・レバンナ(33=フランス)、準決勝でアーネスト・ホースト(43=オランダ)を下し、決勝でリザーブファイトから勝ち上がったピーター・アーツ(36=オランダ)と対戦。1回に右フックでぐらつかせると一気に攻勢に出て、2回にも前蹴りからひざ蹴りでダウンを奪った。終盤は気迫の込もったパンチを繰り出すアーツに押されたものの決定打は許さず、3-0の判定で頂点を極めた。

写真=ホースト(左)からシャンパンシャワーの祝福を受ける連覇のシュルト

▽GP決勝3分3回延長2回
 ○セーム・シュルト判定 ピーター・アーツ×
 シュルトが苦しみながらも連覇を達成した。1回は前蹴り封じるために接近戦を挑んできたアーツに手を焼いたが、左ひざ、右フックをクリーンヒットし、コーナーに追い込んで左右の強打、ひざ蹴りをまとめた。2回には前蹴りからひざ蹴りのコンビネーションでダウンも奪った。しかし、執よう飛び込んでくるアーツの気迫に押されて次第に後退。3回も顔面にパンチを浴びたが、最後は左ジャブを突いて冷静に距離を取り、悪い流れを断ち切った。判定は3-0。文句なしの勝利だった。

▽スーパーファイト3分3回延長1回
○バダ・ハリ判定ポール・スロウィンスキー×
 バダ・ハリが冷静な試合運びを見せた。左右のローキックを狙うスロウィンスキーに、左右のストレートパンチで対応。強烈な左ミドル、跳びひざと多彩な蹴りも披露した。2回も相手のローを警戒しながら左右ストレートを顔面に集めてポイントを稼ぎ、3回は相手の攻撃をさばきながら左右のジャブを確実にヒットした。必要以上に深追いせず、確実に3-0の判定勝利につなげた。
▽GP準決勝3分3回延長1回
○ピーター・アーツ2回1分2秒  
TKO
グラウベ・フェイトーザ×
 代役アーツがフェイトーザに逆転勝ちした。ボンヤスキーは準々決勝のダメージでドクターストップ。第1リザーバーのレコも左足を負傷して準決勝出場が不可能になり、リザーブファイトで武蔵を制したアーツが代役になった。

 立ち上がりは右ローを連発したが、左ハイをテンプルに食うとガクンとペースダウン。左右のストレートを顔面に浴び、左ミドル、カカト落としで一方的に攻め込まれた。しかし、2回から接近戦で勝負をかけると流れが変わった。左右のパンチを振るい、ロープに追い込んでラッシュ。リング中央に逃れたフェイトーザに右フックから左ショートアッパーを浴びせてダウンを奪った。立ち上がったフェイトーザだがダメージは深刻で、レフェリーがストップした。
▽GP準決勝3分3回延長1回
○セーム・シュルト判定アーネスト・ホースト×
 連覇を目指すシュルトの完勝だった。1回は左右のストレートでホーストを押し込みながらひざ蹴りを狙うパターンでペースを掌握。2回はコーナーに詰めてラッシュを繰り返し、前蹴り、左ハイも織り交ぜた。3回も前に出続けてパンチ、ロー、ひざと攻撃の手を緩めず、3-0の判定で過去4度世界王者の復活を阻んだ。

 ホーストは大きなダメージにもダウンせずにリングに立ち続けたが、この試合を最後に引退。リング上で四方に深々と一礼すると客席からスタンディングオベーションが送られた。
▽GP準々決勝3分3回延長1回
○レミー・ボンヤスキー判定ステファン・レコ×
 ボンヤスキーが2度のアクシデントを気迫で乗り越えた。開始早々にレコのローキックを急所に受けて試合中断。ダメージが回復せず、次の試合を繰り上げる緊急阻止が取られた。しかし、1試合をはさんで再開された直後に、ボンヤスキーは再びバックスピンキックを急所に受けて2度目の中断になった。

 苦しそうな表情のボンヤスキーは、執念で再開に応じた。足元がふらつき、ハイキックには全くキレがない。1回は必死にガードを固めて何とかレコの攻撃に耐え抜いた。2回も手数で圧倒されて防戦一方だったが、終盤にローキック、ひざ蹴りの連続攻撃で意地を見せた。3回も終始守勢だったが、カウンーの右フックでダウンを奪ったのが生きて3-0の判定勝利を手にした。
▽リザーブファイト3分3回延長1回
レイ・セフォー1回40秒 
KO
メルヴィン・マヌーフ
 セフォーが秒殺した。軽快なフットワークを駆使するマヌーフに、左右ローを痛撃。さらに強烈な右フックを頭部にたたき込んでぐらつかせ、追い撃ちの右フックでKOした。
▽GP準々決勝3分3回延長1回
○グラウベ・フェイトーザ1回1分11秒 
KO
ルスラン・カラエフ×
 フェイトーザが必殺のハイキックで快勝した。カラエフの左右高速パンチに後退したが、バックスピンキック、バックハンドブローを見切って左ハイキック一撃。カラエフの意識を飛ばしてロープ際で棒立ちにさせると、左右フックからひざ蹴りのコンビネーションで追撃。次の瞬間、レフェリーが試合を止めた。
▽GP準々決勝3分3回延長1回
○アーネスト・ホースト判定ハリッド・ディ・ファウスト×
 ホーストがキャリアの差で辛くも逃げ切った。1回はファウスト猛攻を浴び、左フックでバランスを崩すなど不安定な立ち上がり。しかし2回に入るとベテランの味を発揮し、タイミングを見計らってコーナーに追い込んでラッシュを仕掛けるなど、巧みな試合運びを見せ始めた。3回も相手の攻撃を殺しながらの効率的に攻めてドローに持ち込んだ。延長では右ローで相手の出足を止め、確実に有効打を決め、判定で勝ち上がった。
▽GP準々決勝3分3回延長1回
○セーム・シュルト判定ジェロム・レバンナ×
 シュルトが連覇に向けて好発進した。立ち上がりから冷静に戦った。ステップインし強打を振るってくるレバンナに対し、前蹴り、ローをタイミングよくヒットして距離を保つ。2回も前蹴りで距離を取り、接近されると右ひざを突き上げてペースを握り、終盤には左ハイキックでダウンを奪った。3回はバンナの攻撃に後退しながらも左ハイ、右ひざ蹴りで反撃を許さず、3-0の判定勝利を収めた。
▽リザーブファイト3分3回延長1回
○ピーター・アーツ1回2分53秒 
KO
武蔵×
 武蔵が惨敗した。左右パンチ、ローキックを放ちながら前進してくるアーツを軽いフットワークでかわしていたが、ロープ際に追い込まれると展開が急変。右フックを浴びて動きが止まり、左アッパー、右フックの連打を浴びてダウン。何とか立ち上がったが目はうつろでダメージは深く、再びロープを背にしてパンチをまとめられ、2度目のダウンでKO負けした。
▽オープニングファイト3分3回
○堀啓判定キム・ギョンソク×
▽オープニングファイト3分3回
○沢屋敷純一判定野田貢×
▽オープニングファイト3分3回
○佐藤匠2回2分47秒  
KO
高萩ツトム×


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