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詳細速報 <PRIDE9・10埼玉>

◆PRIDE無差別級グランプリ2006決勝戦

◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ◇2006年9月10日◇14:00 ◇観衆4万7410人  
ミルコ涙の無差別級GP制覇

 ミルコ・クロコップ(32=クロアチア)がついにタイトルを手に入れた。無差別級GP準決勝でヴァンダレイ・シウバ(30=ブラジル)を1回5分22秒、左ハイキックでKOすると、決勝ではアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(29=ブラジル)を破ったジョシュ・バーネット(29=米国)と対戦。パンチ、左ミドルでバーネットを圧倒し、1回7分32秒、嵐のようなパウンドで「無冠の帝王」を返上した。大一番でことごとく勝利の女神に見放されてきた男が、32歳の誕生日に最強の称号を手に入れた。

写真=無差別級GPを制し、涙をぬぐうミルコ・クロコップ

▽PRIDE無差別級グランプリ2006決勝戦
○ミルコ・クロコップ1回7分32秒 
KO
ジョシュ・バーネット×
 クロコップが「無冠の帝王」を返上した。パンチで距離を詰めてくるバーネットを左ミドルで痛撃。組みつかれても決してテークダウンを許さず、逆に左ショートアッパーを顔面にたたき込んだ。さらにミドルキックを織り交ぜながら左アッパー、ボディーフックでダウンを奪うと、パウンドの嵐。左右の拳を振り下ろし続け、相手の右顔面を破壊した。32歳の誕生日を無差別級GP制覇で自ら祝うと、あふれる涙を止められなかった。
▽1回10分・2、3回5分
○ヒカルド・アローナ1回4分28秒 
タップアウト
アリスター・オーフレイム×
 アローナの磐石の勝利だった。プレッシャーをかけてくるオーフレイムの打撃を受けたが、左ローでバランスを崩してガードポジションへ。サイド、バックマウントと移行してパウンド、スリーパーで攻め立てた。最後は顔面にパンチをクリーンヒットし、戦意を喪失させた。
▽1回10分・2、3回5分
○マウリシオ・ショーグン1回5分29秒 
KO
ザ・スネーク×
 ショーグンが強さを見せつけた。いきなり飛びひざ蹴りを食いながら、タックルでテークダウンを奪ってグラウンドへ。1度はスタンディングに戻ったが、身長、リーチで劣りながら打撃で圧倒して再びグラウンドへ持ち込んだ。巧みなボディーコントロールでサイド、マウントとポジションを移動。スネークのエスケープを許さず、踏みつけ、パウンドでラッシュし、顔面を踏みつけてKO勝利を挙げた。
▽1回10分・2、3回5分
○中村和裕判定中尾“KISS”芳広×
 中村が判定勝ちした。中尾が出てきたところに右フックをカウンターで合わせてぐらつかせる。飛びひざ、ハイキックで先手を奪い、鼻から出血させた。ただ、2回も手数で上回りながら決定打を決められず、3回でも決着はつけられなかった。中尾にクリーンヒットを許さずに判定は3-0だったが、リスクを犯さない戦いぶりに観客からブーイングが起こった。
▽1回10分・2、3回5分
○ヒカルド・モラエス1回8分8秒 
TKO
李太鉉×
 モラエスが初参戦の李太鉉にPRIDEの厳しさを教えた。パンチを連打しながら体ごと前進したが、テークダウンからガードポジションを許す。李の攻め手不足に助けられ、再びスタンディングでパンチ、ひざでラッシュした。打たれ強さに手こずったが、終始打撃で圧倒してドクターストップ勝ちした。
▽PRIDE無差別級グランプリ2006リザーブマッチ
○エメリヤーエンコ・アレキサンダー1回6分45秒 
KO
セルゲイ・ハリトーノフ×
 アレキサンダーがハリトーノフを返り討ちした。シャープなパンチが的確に顔面をヒットしたが、右フックでダウンを奪われてマウントを許す。我慢の時間が続いた。再びスタンディングに戻ると、右ストレート2発でぐらつかせた。相手の苦し紛れのタックルを潰してサイドからパウンド、さらにひざを頭部へたたき込んで勝負を決めた。
▽PRIDE無差別級グランプリ2006準決勝
○ジョシュ・バーネット判定アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ×
 バーネットがグラウンド対決を制した。1回序盤はパンチの打ち合いから右ローを放ち、組みついてボディーへひざをたたき込む。左ひざがボディー、左パンチがノゲイラの顔面をかすめてダウンを奪ったが、グラウンドで攻め切れない。さらにフロントチョーク、アキレス腱を仕掛けるが、終了間際には逆に腕ひしぎを狙われて冷や汗をかいた。2回に入るとグラウンドの攻防は一段と激しくなったが、相手のガードを突破できない。終了間際にはひざ十字を完全に決めながら、ゴングに阻まれた。決定力は欠いたものの判定は2-1。強敵を撃破した。
▽PRIDE無差別級グランプリ2006準決勝
○ミルコ・クロコップ1回5分22秒 
KO
ヴァンダレイ・シウバ×
 クロコップが最強ストライカー対決を制した。前へ出てくるシウバの左右パンチを冷静にかわし、左ミドル、左ストレートをヒットした。さらに左ストレートでダウンさせるとパウンドで猛追。シウバの右目周辺が大きく腫れ上がり、ドクターチェックで試合中断。再開後も冷静にパウンドで追い詰め、再びスタンディングへ。左フックを食ったが、伝家の宝刀・左ハイキックを側頭部へたたき込んで衝撃KO。4年半前の引き分け以来の対戦で決着をつけた。
▽1回10分・2、3回5分
○エヴァンゲリスタ・サイボーグ1回3分24秒 
裸絞め
西島洋介×
 西島が何もできないまま完敗した。立ち上がりのスタンディングで左右フックを連打され、首相撲の体勢からのひざ蹴りを防御するので精一杯。あっけなくテークダウンを奪われ、サイド、マウントポジションを許した。パウンド連打を嫌ったところでバックに回られ、スリーパーに失神した。


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