| ▽最強シングルトーナメント決勝戦60分1本 |
| ○神取忍 | 11分37秒 エビ固め | 里村明衣子× |
神取が最強トーナメントの頂点に立った。里村のキック連発で先制されたが、張り合いから1本足ヘッドバッドで反撃。背後からスコーピオ・ライジングを浴びながらスリーパーで切り返すなど、打撃中心の白熱した攻防になった。デスバレーボムを三角絞め、ハイキックをキャッチして足首固めと、相手の技を受けては返す「ミスター女子プロレス」。パワーボムをデスバレーで返され、側頭部に強烈なローキックを浴び、右ハイキックと頭部を攻められ続けたが、オーバーヘッドキックをかわしてスリーパー。フィニッシュはパワーボム2発だった。
優勝トロフィーを受け取った神取は「人間、あきらめないことが一番。みんなもあきらめることなく前に進んでください。みんなで前に進みましょう」とマイク。LLPW所属選手をリングに上げ、四方に深々と頭を下げて大会の成功を感謝した。
◆神取「(里村は)いい選手だよ。前に向かっていこうという姿勢がね。センスもいいし、気持ちが太い。だから先が楽しみ。予想以上に苦戦したね。女子プロレスは冬の時代って言って甘えていたら抜け出せない。1歩踏み出さなきゃ。両国開催は無謀だと言う人もいるけど、形にしたからね。ざまあみろだね。これが打ち上げ花火で終わらず続いてほしい。他の団体も両国でやるとかね。議員になって時間、体調、練習とか、営業に回りきれないとかいろいろあるけど、みんなの力があって成立するんだと思った。感謝してるよ」。
◆里村「(神取は)絶対に勝てない相手じゃない。あんなに体のかたい選手は初めて。筋肉のかたさが半端じゃない。次にチャンスをつかんで、神取を引き出したい」。 |
| ▽男女ミックスドマッチ60分1本 |
○ハーレー斉藤 天龍源一郎 | 9分21秒 体固め | イーグル沢井× 北原光騎 |
イーグルが20周年記念試合で天龍の厳しい洗礼を受けた。和田京平特別レフェリーで試合開始。立ち上がりから天龍の容赦ない顔面蹴りを浴びる。相手のハーレーが間に入って天龍をなだめた。止まらない天龍にハーレーがローキック。すると北原がハーレーに逆水平チョップをたたき込む。男と女がリング上で向かい合う。カード変更の空気も漂ったが、そのまま試合は続行。イーグルは手抜きなしの天龍と真っ向勝負、ハーレーと北原も激しい蹴撃戦を展開した。イーグルがハーレーにパワーボムを決めたが、天龍がラリアットでカット。体勢が入れ替わってハーレーがフォールを奪った。
試合後もイーグルが張り手を見舞い、天龍が水の入ったペットボトルを投げつけるなど乱闘が続いた。 |
| ▽60分1本 |
○井上貴子 井上京子 | 15分52秒 片エビ固め | 伊藤薫× ダイナマイト・関西 |
W井上が連係で勝った。序盤は大型選手に囲まれた貴子が孤立。伊藤、関西にフットスタンプを連発され、代わった京子も伊藤のダイビングフットスタンプを浴びた。しかし、貴子が伊藤に延髄ニーアタックを放って京子を救出すると、オリジナル合体技デンジャラスジャッキーを決めて流れを変える。左足首を痛めている京子はナイアガラドライバーを決められなかったが、最後は伊藤をショートレンジラリアットから片エビで押さえ込んだ。
◆京子「ナイスジャッキー決まったのにね。楽しかった。またすぐ(W井上)やりたいね。足は昨日(格闘美での風香戦で)痛めちゃってね。夜に貴子さんに電話したら『私が頑張るからいいよ』って。それを聞いて私も頑張らなきゃと思った。いいパートナーですよね」。
◆貴子「久しぶりだけど楽しかった。来年は私たち(W井上)も20周年なんでよろしく~」。 |
| ▽45分1本 |
○アイガー 沖野小百合 アメージング・コング | 14分12秒 エビ固め | 立野記代× 堀田祐美子 イ・ヘイラン |
| 夢魔+野獣タッグが重鎮立野を沈めた。沖野の指示にしか従わないアイガーだが、コングとも積極的に合体技を見せる大活躍。コングのアメージングプレスでグロッギーの立野に呪落を決めて勝利をつかんだ。2年ぶり参戦の韓国人レスラー・ヘイランは切れのある蹴りなど動きはよかったが、後半はスタミナ切れ。インパクトを残せなかった。 |
| ▽最強シングルトーナメント準決勝60分1本 |
| ○神取忍 | 8分12秒 反則 | ダンプ松本× |
| 神取が2回戦に続いて相手の暴走に助けられた。アメージング・コングのスプレー使用による反則で両国に駒を進めて迎えたダンプ戦。クレーン・ユウ、サソリらのセコンドに乱入を許し、イス、竹刀、一斗缶攻撃を浴び、場外で流血に追い込まれた。しかし、ダンプのコーナーからの重爆プレスをキックアウト。勝利を確信していたダンプは激高してトミーレフェリーにフォークを突き立てた。凶器攻撃にさらされて戦闘不能寸前の状態に陥ったが、キレたダンプが味方、レフェリーに竹刀を浴びせて反則負けとなり、決勝進出が決まった。 |
| ▽最強シングルトーナメント準決勝60分1本 |
| ○里村明衣子 | 10分6秒 片エビ固め | 尾崎魔弓× |
| 里村が仙台女子の総力戦で決勝に進出した。セコンドには新人4人が入り、客席には団体公認後援会「レッドフレンジャー」のメンバーも駆けつけた。地元会場と変らない太鼓を使った応援が送られる。尾崎のチェーン、イス攻撃、場外戦、セコンドのポリス乱入に苦しみ、イスへのパワーボム、シャイニングケンカキック、テキーラサンライズと必殺技を浴び続けた。バック転キックで劣勢から抜け出し、必殺スコーピオ・ライジングを決めたが、ポリスにカットされる。ここで新人4人がリングインしてポリスの動きを封じ、里村が裏拳3連発で倒されると、ポリスを尾崎に投げつけて救出した。場内には「仙女」コール。里村は尾崎のイス攻撃をポリスに誤爆させてスコーピオ・ライジング。新人、ファンのバックアップに勝利で応えた。 |
| ▽30分1本 |
○ボリショイ・キッド さるぼぼ | 7分22秒 首固め | おばっち飯塚× 内菜 |
| 戦う道化師ボリショイ・キッドがコミカルファイトを制した。ドジなおかま選手・内菜をターゲットに優勢に試合を進める。アームホイップでは相手だけでなく、パートナーのさるぼぼ、トミーレフェリー、内菜のマネジャー風間ルミまで投げ捨てて欽ちゃんジャンプ。ロープ渡りではおばっちが対抗して反対側のコーナーでロープに上ったが、相手の動きを待つ余裕を見せた。風間に乱入され、おばっちの大根攻撃では真剣白羽取りに失敗して大の字になり、タライ攻撃も浴びたが、素早い動きで翻ろうして丸め込んだ。 |
| ▽20分1本 |
| ○バンビ | 8分52秒 片エビ固め | フランソワーズ☆× |
開始前の選手入場式でデビュー20周年の神取、ハーレー、イーグルに報道各社、LLPWのOG穂積詩子さん、半田美希さん、レオ北村さん、キャロル美鳥さん、長島美智子さん、紅夜叉さん、麗華さん、葉千子さんが記念品、花束を贈った。神取は「女子プロレスは冬の時代と言われていますが、何もしなければ春は来ません。この大会をきっかけに女子プロレスの未来をつくっていきたい」とあいさつした。
バンビがセクシー対決を制した。フランソワーズと同じ露出の多い黒のボンテージ衣装で登場し、荒々しい攻めで圧倒。デビュー2戦目の相手をロープ際でのスリーパーなどで追い込んだ。コルバタからダイビングボディーアタックを浴びたが、ブレーンバスター式フェースバスターでお返し。さらにハイキック3連発を浴びせてフォールした。 |