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詳細速報 <DREAM3・15さいたま>

◆DREAM.1 ライト級グランプリ2008開幕戦

◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ◇2008年3月15日◇15:00◇観衆1万9120人  
ミルコ56秒殺で日本復帰

 ミルコ・クロコップ(33=クロアチア)が1年半ぶりの日本リングで水野竜也(26=U-FILE CAMP)を56秒で葬った。パンチを数発打たせたが、ひざ蹴りからパンチ連打でダウンを奪い、そのままパンチ乱打でレフェリーストップ。ハイキックを出す間もない一方的な勝利だった。  同大会で開幕したライト級グランプリ1回戦はヨアキム・ハンセン、ルイス・ブスカペ、永田克彦、石田光洋、エディ・アルバレス、川尻達也が2回戦に進んだが、メーンの青木真也-J・Z・カルバンは、カルバンのひじ攻撃で青木が体のしびれを訴えてノーコンテスト。トーナメントの勝ち上がりは主催者預かりになった。

▽ライト級GP1回戦
青木真也1回3分46秒
ノーコンテスト
J・Z・カルバン
 DREAM旗揚げ戦メーンは想定外の結末になった。元修斗ミドル王者青木とHERO’Sミドル級2年連続王者カルバンの対戦。青木がタックルでコーナーに詰めた際、カルバンが青木の首筋にひじを2度落とした。カルバンにはイエローカードが提示され、青木にはドクターが駆け寄る。青木が体のしびれを訴えたため、3分間のインターバル設けられた。しかし青木の回復せず「首から上腕までまひが取れないため、試合続行は認められない」とドクターがストップを決断し、ノーコンテンスト。トーナメントの勝ち上がりについては主催者預かりになった。
 マイクを持った青木は「ここまで来てくれたみなさん、本当にすみません。ぼくもやりたいです。けど、けど、腕が上がらないんです。ぼくはPRIDEがなくなってから1年待ちました。待ちましたけど、世界最強を目指してまだまだ頑張ります。ありがとうございました」と涙でファンに頭を下げた。カルバンは「本当に申し訳ありません。大みそかの時も(けがで試合ができず)ガッカリさせてしまいました。でも、本当にそんなつもりはなかったんですが、ヒジが当たってしまってしまいました。残念です」と謝罪した。  
▽ライト級GP1回戦
○川尻達也判定ブラック・マンバ×
 川尻が苦しみながら2回戦進出を決めた。打撃得意のマンバのミドルキックをキャッチしてグラウンドに持ち込む。足を滑らせてチャンスを逃がしたが、それでも足は離さず再びグラウンドに。サイドポジションを奪い、相手の強烈なひざ蹴りに耐えながら離れ際に裸絞め。終了間際には片羽絞めを決めたがフィニッシュできなかった。2回に入るとタックル狙い。ひざ蹴りを顔面に浴びながらも足をつかんで必死に食らいつくと、サイドポジションから片羽絞めを仕掛けた。終始攻め続けながらマンバの長い手足が邪魔になってタイムアップ。判定3-0の勝利を収めた。  
▽ライト級GP1回戦
○エディ・アルバレス1回6分47秒 
TKO
アンドレ・ジダ×
 アルバレスが07年HERO’Sミドル級トーナメント準優勝のジダを破った。スイングパンチで前進してくる相手にガードを固めてパンチで応戦。強烈な左フックを浴びても表情を変えす、グラウンドに持ち込んでサイドポジションからパンチの嵐。さらにマウントを奪うと容赦ないパウンドで攻め込んだ。ギブアップを確認しようとしたレフェリーも、リングに血が滴り落ちるとストップした。  
▽ワンマッチ
○ミルコ・クロコップ1回56秒 
KO
水野竜也×
 ミルコが日本リング復帰を秒殺で飾った。ガードの上からパンチを放つ水野に対し、ミルコはミドルキックでけん制。首相撲からひざ蹴りを浴びせると左右パンチでダウンさせた。チャンスを逃さずにパンチを振り下ろし、レフェリーが試合を止めた。
 ◆ミルコ・クロコップ「コンバンワ。まず水野選手の勇気を称えたいと思います。水野選手よりももっと有名な選手が私との試合を断ってきました。2週間前で受けた彼の心意気と勇気を称えたいと思います。また、さいたまに戻ってくることができてうれしいです。故郷に戻ってきたような感じです。次はもっと強い相手と戦います。誰でも歓迎します」。  ミルコ退場後、山本“KID”徳郁がリングに上がり「軽量級もまだまだ、世界にも日本にもいい選手がいっぱいいるんで、軽量級もおもしろいので、この舞台で頑張っていきます」とあいさつ。この日が31歳の誕生日で、祝福の花束が贈られた。  
▽ライト級GP1回戦
○石田光洋判定鄭富競×
 石田が2回戦に進んだ。ヒットアンドアウエーから鄭富競のパンチをかいくぐってタックルを決め、ガードポジションから持ち上げてマットにたたきつける。その後も中間距離をキープした。2回はこう着状態が続き、両者にイエローカード。決定打がないまま試合は終わり、石田が3-0の判定勝利。  
▽ライト級GP1回戦
○永田克彦 判定 アルトゥール・ウマハノフ×
 永田が辛くも判定勝ちした。セコンドに兄裕志を伴っての戦い。開始早々、ウマハノフのロー1発でぐらついた。兄の「打って入れ!」というアドバイスにも前へ出られない。片足タックルを決めてもパンチはヒットしない。ドントムーヴでリング中央に移動すると、あっという間にマウントを奪われた。2回に入るとフロントネックロックからひざ蹴り、ガードポジションからのパンチと攻め続けたが決定打はない。それでも手数で上回って3-0の判定を制した。  ◆永田「兄貴の声はかん高いんでよく聞こえてました。(婚約者からは)勝とうがKOされようが、一生面倒見てあげるといってくれたので吹っ切れましたね。(2回戦以降は?)みんなすごいんで、本当に生き残りをかけてまた試合がしたいです」。  
▽ライト級GP1回戦
○ルイス・ブスカペ 1回7分37秒
チョーク式裸絞め
宮田和幸×
 宮田が屈辱のタップ負けを喫した。ブスカペに投げ技を連発して先制したが、ガードポジションからのパンチは腕を抱えられて不発。アキレス腱を狙った瞬間、体勢を入れ替えられた。顔面へのパンチを嫌がってうつ伏せになったが、振り下ろされるひざになすすべなし。背後からの胴絞め裸絞めに小さくタップアウトした。  
▽ライト級GP1回戦
○ヨアキム・ハンセン判定朴光哲×
 ハンセンが強さを見せつけて朴光哲に判定勝ちした。左ストレートをあご決めてコーナーに押し込むとバックドロップ気味に投げ捨て、背後から裸絞めへ。その後も長い足を駆使して胴絞め、裸絞め、腕ひしぎ逆十字固め、三角絞めと流れるように技を繰り出した。パンチの打ち合いでも確実性で優位に立った。2回に入るとガードを固めながらグラウンドに引きずり込み、背後から頭部パンチ、サブミッション。残り1分、アッパー気味の左パンチで倒したがKOには至らなかった。判定は文句なしの3-0。
 ◆朴「結構タフな試合でパンチが痛かったっす。相手が場慣れしてるというか、ちょっとのまれちゃった感じですね。ストレートとかで当てていきたかったけど、距離がハンセンの距離で、ダウンっぽいのももらっちゃったし。今後どうするか、身の振り方を考えます。引退も含めて」。  
▽ワンマッチ
○桜井“マッハ”速人1回4分12秒
TKO
門馬秀貴×
 桜井が得意の打撃で門馬をKOした。ミドルキック、ひざ蹴り、パンチで積極的に仕掛けたが、後方に倒れ込んだ相手にグラウンドへ持ち込まれる。三角絞め狙いをかわすと深追いせずにスタンドを要求。相手の左ボディーフックに合わせて右フックを即頭部にヒットしてダウンさせ、そのままパンチを振るい続けるとレフェリーが試合を止めた。  
▽ワンマッチ
○ミノワマン1回1分25秒
ひざ十字固め
李官範×
 身長で13センチ、体重で42キロも劣るミノワマンは前転で李官範のペースを乱すと片足タックルでグラウンドへ。パンチを当てながらガードポジションから徐々に体勢を変え、あっという間に足を取ってひざ十字固めでタップを奪った。  


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