▽GHCヘビー級選手権試合60分1本
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○森嶋猛
(挑戦者) |
20分22秒
片エビ固め | 三沢光晴×
(王者) |
森嶋が悲願のGHC王座奪取を果たした。三沢のエルボーを鬼の形相で耐える。エルボースイシーダにトペスイシーダでお返し。モリシーハンマー、ヒップアタックで王者のエルボーに対抗した。エメラルドフロウジョン2発とローリングエルボーを浴びたが、得意のバックドロップを返して流れは渡さない。強烈な走り込みラリアットを連発してグロッギーに追い込むと、3発目のバックドロップで見事なフォール勝ち。デビュー10周年に花を添える戴冠劇だった。試合後のインタビューでは国内外の団体問わず、グローバルな王座防衛戦も辞さない姿勢を示した。 |
▽GHCタッグ選手権試合60分1本 |
杉浦貴
○丸藤正道
(王者組)
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29分47秒
体固め | M・ブリスコ×
J・ブリスコ
(挑戦者組) |
丸藤、杉浦組が薄氷の防衛を果たした。ブリスコ兄弟の連係に個々の力で応戦。丸藤がテクニック、杉浦がパワーで渡り合った。合体攻撃をミックスしながら杉浦がジャーマン、ドラゴンスープレックス、アンクルホールドで勝負に出る。しかしブリスコ兄弟の好カットで勝機を逃し続けてペースダウン。杉浦が五輪予選スラム、丸藤が不知火を繰り出しても五分の展開に戻すのがやっとだった。丸藤のポールシフトも兄ジェイにカットされた。合体の雪崩式不知火を狙ったが、逆に丸藤が雪崩式裏投げ、杉浦がダブルインパクトを浴びて絶体絶命に。そこで丸藤がブリスコ兄弟のダブルインパクトを空中で切り返し、不知火・改。文字通りの「離れ業」でV2に成功した。 |
45分1本
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○KENTA
本田多聞
小橋建太
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29分36秒
片エビ固め |
青木篤志×
佐野巧真
高山善広
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小橋の復帰後初フォールはまたお預けになった。いきなり高山と激しくやり合い、青木にはローリングクレイドル、テキサスクローバーホールドを仕掛ける。KENTAが捕まるとコーナーから熱いゲキを飛ばした。終盤には相手の3人がかりの攻撃から高山のエベレストジャーマンを食って最大のピンチ。本田のカットに救われると、高山にカウンターの剛腕ラリアットを見舞ってKENTAにつないだ。KENTAは高山をバックドロップで投げ捨てるなど奮迅の活躍。最後は青木を狙い、go2sleepで小橋の奮闘に応えた。小橋は試合後も高山と激しくにらみ合った。 |
45分1本
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○力皇猛
秋山準
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16分59秒 体固め |
井上雅央×
斎藤彰俊
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力皇が復帰後3連勝を飾った。ちょこまかと動き回る井上にかく乱され、秋山が顔面をかきむしられるなどまさかの苦戦も、タッグチームとしての実力差は歴然。試合が進むにつれて安定した戦いを見せた。井上をいいように攻め込み、力皇が無双で磐石の3カウント。次期シリーズのタッグリーグ戦に照準を合わせた。 |
▽30分1本 |
○鈴木鼓太郎
小川良成
| 13分10秒
片エビ固め |
石森太二×
ウイリアムス
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鼓太郎がテクニック合戦を制した。石森のメキシカンストレッチ、ウィリアムスのパワーに苦闘。パートナーの小川が流れを引き戻すとようやく本領発揮。石森のスーパースターエルボーをドロップキックで迎撃し、ファンネルでウィリアムスを分断。ツームストンパイルドライバー2連発からブルーディスティニーで石森を粉砕した。
第4試合終了後、佐々木健介、中嶋勝彦がスーツ姿で登場した。29日に東京・後楽園ホール大会からスタートするグローバルタッグリーグ戦'08への参戦を直訴。さらにノアのリングど真ん中での優勝宣言に観客は大歓声を送った。第5試合終了後に2人の参加が正式発表された。
その他の参加チームは三沢光晴、小川良成組、ディーロ・ブラウン、ブキャナン組、森嶋猛、モハメド・ヨネ組、斎藤彰俊、バイソン・スミス組、高山善広、佐野巧真組、秋山準、力皇猛組、田上明、潮崎豪組、丸藤正道、杉浦貴組。 |
▽30分1本 |
泉田純至 ○田上明 |
10分29秒
エビ固め |
カスタニョーリ×
ヒーロー
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外国人コンビがダイナミックな動きで観客を沸かせた。トリッキーな合体攻撃とコンビネーションで田上、泉田組を圧倒。カスタニョーリが田上を高速ジャイアントスイングで投げ捨てるなど力強さも披露した。だが、ヒーローが田上の花道のど輪落としを浴びて失速。孤立したカスタニョーリが田上のダイナミックボムに屈した。 |
▽30分1本 |
谷口周平 ○金丸義信
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10分26秒
片エビ固め | 太田一平×
モハメドヨネ |
太田が善戦した。金丸の花道から場外へのボディースラム、逆エビ固めに耐えた。エアプレーンスピンで反撃も、ダイビングネックブリーカーはかわされ不発。金丸の垂直落下式ブレーンバスター、ディープインパクト、タッチアウトの波状攻撃に沈んだ。 |
▽30分1本 |
志賀賢太郎 ○川畑輝鎮 | 9分37秒
エビ固め | 百田光雄×
菊地毅
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百田が奮闘した。チョップ連打とバックドロップで見せ場をつくる。菊地もゴツゴツ・ファイトで応えた。しかし、チームワークに勝る志賀組に押され、最後は川畑に丸め込みを潰されてフォールされた。 |
▽15分1本 |
平柳玄藩 | 時間切れ引き分け
| 伊藤旭彦
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若武者対決は痛み分けに。伊藤の正統派スタイルに平柳は金的攻撃を織り交ぜながら対抗した。伊藤は後頭部へのミサイルキック、ジャーマン、平柳はダイビングエルボー、のど輪落としと持ち味を発揮。丸め込みの応酬でも勝負はつかず、引き分けた。 |