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詳細速報 <戦極9・28代々木>

◆戦極其の五

◇東京・国立代々木競技場第1体育館◇2008年9月28日◇15:00  
佐々木が近藤に完勝しベスト4進出

 佐々木有生(32=GRABAKA)が近藤有己(33=パンクラスism)を撃破した。ミドル級GP1回戦の超注目カードは、近藤が1回から立っても寝ても近藤を圧倒し、2回1分8秒、チョーク式裸絞めで1本勝ち。かつてパンクラスで同じ釜の飯を食った先輩との初対戦を制し、準決勝に進んだ。中村和裕、ジョルジ・サンチアゴ、シアー・バハドゥルザダも1回戦を勝ち上がった。
 2年5カ月ぶりに総合マットに上がったノア杉浦貴は、柔術世界選手権3連覇の強豪シャンジ・ヒベイロに3回TKOで敗れた。

▽ライトヘビー級5分3回
○シャンジ・ヒベイロ 3回4分18秒
TKO
杉浦貴×
  杉浦が粘りながらTKO負けした。3回終盤、突然ヒベイロに打撃勝負を仕掛けられた。スイング気味の右フックを浴び、右ヒザを突き上げられるとコーナーに後退。ヒザ、パンチをまとめられて腰を落とすとレフェリーが割って入った。杉浦の左まぶたは裂け、鮮血が噴き出していた。1回はタックルからグラウンドに持ち込まれ、下になってパンチをボディーに食った。終了間際には右腕を逆十字で狙われ、辛くも逃れるピンチもあった。2回に入ると相手のタックルを切り、フロントスリーパーの体勢から右ヒザを突き上げて反撃。組み合ってもパワーで上回り、ロープ際で体勢を入れ替えるなどグラウンドを回避して流れをつかんでいた。3回も中盤までは押していたが、相手の戦術変更に対応できなかったのが惜しまれる。
▽ヘビー級 5分3回
○キング・モー 1回2分11秒
TKO
トラビス・ビュー×
  モーが金星を挙げた。ビューの前進を軽いステップでかわし、勇敢にパンチを交換した。リング中央で右パンチをお互いに空振りした直後に衝撃シーンが待っていた。飛び込むように放った右ストレートが顔面をかすめる。ビューが腰を落とすようにロープ際に後退した。チャンスは逃さない。両足タックルで倒すとパンチを振り下ろした。レフェリーがストップ。初参戦で藤田を倒した実力者にTKO勝ちした。
▽ミドル級GP1回戦5分3回
○佐々木有生 2回1分8秒
チョーク式裸絞め
近藤有己×
   佐々木が近藤に快勝した。2回開始直後、近藤にパンチから組み付かれたが、もつれるようにキャンバスに倒れる瞬間、うまく体をひねってグラウンドではバックに回っていた。間髪入れずに左腕を首に絡めて絞め上げてタップを奪った。1回も圧倒していた。左右ミドル5発で先制し、フットワークで接近を許さない。組み合ってグラウンドに入ってもサイドポジションを奪って攻勢だった。フィニッシュまで近藤に何もさせなかった。
▽ミドル級GP1回戦5分3回
○中村和裕 判定 ポール・カフーン×
  中村が3-0の判定で勝ち上がった。カフーンを1回に追い込んだのがポイントだった。スタンドで左ジャブ、右ロー、右フックをヒットし、片足タックルからグラウンドへ。相手の動きをコントロールし、マウントでパンチを狙いながらバックマウントを取り、後頭部にパンチを見舞った後にスリーパーを仕掛けたところでゴング。2回はスタンドを中心に互角、3回はグラウンドで下になり、ボディーにパンチを浴びるシーンもあっただけに、先制攻撃で逃げ切った形になった。
▽ミドル級GP1回戦5分3回
○ジョルジ・サンチアゴ 2回3分35秒
 肩固め
ローガン・クラーク×
  優勝候補の一角サンチアゴが、実力通りにクラークに1本勝ちした。2回の中盤、右すくい投げからグラウンドに入るとサイドポジションから右ヒザを一発。巧みに体を移動させると、相手の右肩を右腕でガッチリ固めてタップさせた。1回の立ち上がりこそスタンドでパンチを浴びたが、その後はグラウンドで終始攻勢。右腕アームロックからパウンド、踏みつけと一方的な展開に持ち込んでいた。
▽ミドル級GP1回戦5分3回
○シアー・バハドゥルザダ 1回22秒
TKO
エヴァンゲリスタ・サイボーグ×
  サイボーグが思わぬアクシデントで敗退した。開始のゴング直後の右ロー、バックスピンキックで先手を取り、バハドゥルザダに組み付くようにキャンバスに倒れたときに左ヒジ、肩を負傷した。激痛で動くこともできず、試合はストップされた。
▽ライト級5分3回
○国奥麒樹真 判定 權アソル×
  国奥が3-0で判定勝ちした。1回は打撃得意の權に付き合ってスタンドで戦ったが、2回からはグラウンドに持ち込んだ。タックルで倒し、サイドからバックに回ってスリーパー。さらにマウントからパンチをたたき込み、左腕を逆十字に狙った。3回の同じ展開。自在にポジションを変えながらペースを握った。相手の左腕を決めることにこだわり過ぎて判定に持ち込まれたが、グラウンド技術で完全に上回った。
▽ライト級5分3回
○ライアン・シュルツ 1回1分57秒
TKO
ホルヘ・マスヴィダル×
  マスヴィダルが圧勝した。シュルツのタックルを切って、左フックからヒザ蹴りを決めテークダウンを奪取。パウンドパンチを顔面にたたきつけると、レフェリーが試合を止めた。


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