| ▽ウエルター級グランプリ決勝1回10分、2回5分 |
| ○マリウス・ザロムスキー |
1回2分22秒
KO |
ジェイソン・ハイ× |
| <1回>ザロムスキーの左跳びひざで決勝がスタートした。正確にヒットせず、ハイともつれるようにグラウンドに移行したが、決め手に欠けて再びスタンドに。ザロムスキーが左ミドルを放つと、ハイが左フックを合わせてきた。ザロムスキーの体が揺れたように見えた。しかし、リトアニアのストライカーは狙っていた。思い切り踏み込んで左ストレートから右ストレートを連打する。これはハイにバックステップでかわされたが、間髪入れずに放った右ハイキックが左顔面を強烈に打ち抜いた。この一撃で意識を失ない、ロープ際に倒れ込んだハイの顔面に右フックをヒットしたところでストップ。準決勝でマッハを左ハイ、決勝でハイを右ハイでなぎ倒したザロムスキーが、ウエルター級GP制して初代王座に就いた。 |
| ▽ライト級1回10分、2回5分 |
| ○青木真也 |
判定 |
ビトー“シャオリン”ヒベイロ× |
<1回>青木が左ミドル2発で先制した。スタンドでシャオリンを向かい合い、さらに左ミドルを追い撃ちする。蹴りを受けたシャオリンの右ひじが赤く腫れ上がった。青木はニュートラルコーナーに追い込まれても左フックで体勢を入れ替えて突き放す。左ミドルに合わせてタックルを仕掛けられても、冷静にカットした。首相撲から左ひざを突き上げ、右ミドルもボディーにヒット。終始スタンド、1度もグラウンドの展開がないまま青木がミドルを蹴り続け、終了のゴングが鳴った。
<2回>青木が左ミドルから左跳びひざでシャオリンの顔面を狙った。接近されると首相撲の体勢で相手の動きをコントロールする。2分30秒過ぎ、シャオリンのタックルから初めてグラウンドに入った。下になった青木だが、ガードを固めて攻撃を許さない。蹴りでシャオリンの右腕を壊しておいたことが、ここで生きた。青木はキャンバスに背中をつけたまま試合を終えたが、2回途中までの徹底したムエタイ戦術が成功して3-0で判定勝ちした。 |
| ▽ミドル級1回10分、2回5分 |
| ○ジェシー・テイラー |
1回1分2秒
ギブアップ |
尹東植× |
| <1回>テイラーがいきなり尹に組み付き、強引にグラウンドに持ち込んだ。バックに回ってチョークスリーパーを狙う。左腕が浅くのどに巻きついただけだったが、尹は苦悶の表情でタップアップ。一連の攻防の中でユンは左足首を負傷していた。骨折の疑いもあるという。 |
| ▽ミドル級1回10分、2回5分 |
| ○パウロ・フィリオ |
1回2分36秒
腕ひしぎ逆十字固め |
メルヴィン・マヌーフ× |
| <1回>野獣マヌーフの豪快な逆転負けだった。ファーストコンタクトでフィリオに胴タックルを狙われたが、強じんな下半身で持ちこたえ、ロープ際で体勢を入れ替えると強烈な左フックから左右の豪腕パンチを振るう。うずくまったフィリオに馬乗りになってパウンドを打ち下ろす。スタンドに戻ってもロープ、コーナーに追い込んで左右フックを上下に打ち分けた。ダメージを負ったフィリオが再び崩れ落ちる。一気のフィニッシュへマヌーフはパウンドを狙いにいったが、伸ばした右腕をフィリオに絡め取られてしまった。体を回転させて逃れようとしたが、さらに深く逆十字を決められ、激痛に顔を歪めながらタップ。試合の99%を支配しながら逆転されるという、DREAMリング史に残る黒星を喫した。 |
| ▽ライト級1回10分、2回5分 |
| ○菊野克紀 |
1回3分47秒
レフェリーストップ |
アンドレ・ジダ× |
| <1回>菊野は開始直後のジダの右フックをダッキングでかわしたが、右ミドルを出した瞬間に飛んできた右ショートストレートを顔面に浴びて腰を落とした。しかし、ニヤリと笑って体勢を立て直し、少林寺拳法のような構えでプレッシャーをかける。ただ、手も足も出さない。相手との間合いを計るだけだ。そして、いきなり左の三日月蹴りをジダのストマックに決め、体を浴びせかける。うつ伏せになったジダにまたがり、右のパンチを即頭部に速射砲のようにたたきつけた。全く動けないジダを見て、レフェリーがストップ。DEEPライト級王者、「世界のTK」高阪剛の愛弟子菊野の衝撃的勝利だった。
|
| ▽ウエルター級グランプリ準決勝1回10分、2回5分 |
| ○ジェイソン・ハイ |
判定 |
アンドレ・ガウヴァオン× |
<1回>ハイがいきなり仕掛けた。秒殺打撃野郎がタックルを仕掛けた。ガウヴァオンの体を持ち上げてキャンバスにたたきつける。上になって右パンチを放ったが、ガウヴァオンは足を狙いながら体勢を入れ替える。スタンドに戻るとハイの左パンチがヒット。倒れたガウヴァオンに覆いかぶさった。しかし、ガウヴァオンに左ひざを固められて逆にピンチ。ひざ十字固めは何とか逃れたが、グラウンドでもつれるようにバックに回られてチョークスリーパーに捕まった。さらにマウント、バックマウントを許してパンチを浴びたところでゴングが鳴った。
<2回>ハイがパンチで仕掛け、ガウヴァオンが寝技のチャンスをうかがう。ハイが右から左フックでロープに追い、左ミドルをボディーに決めた。しかし、疲労からハイにの追い足がない。スタンドでのにらみ合い、手数が減った。ハイの左フック、左ミドル、左フックにガウヴァオンは左ロー、右フック、右ミドルで対抗。試合は判定になったが、ハイが2-1で優勝候補ガウヴァオンを下した。 |
| ▽ウエルター級グランプリ準決勝1回10分、2回5分 |
| ○マリウス・ザロムスキー |
1回4分3秒
KO |
桜井“マッハ”速人× |
| <1回>マッハがザロムスキーの突進を真正面から迎え撃った。左跳びざを出してきたところに右スイングフックから右ローをカウンターでヒット。相手の打撃に冷静に対応し、正確なカウンターパンチでペースを握った。しかしザロムスキーはタフで、攻撃の手を緩めない。激しくパンチを交換する中でマッハは左目上をカット。鮮血が流れ出してドクターチェックが入った。残り6分で再開。次の瞬間、マッハは強烈な左ハイを右首筋に浴びて崩れ落ちた。両手足をキャンバスについた体勢で頭部にパンチを連打されると、レフェリーが試合を止めた。 |
| ▽ウエルター級グランプリ・リザーブマッチ1回10分、2回5分 |
| ○タレック・サフィジーヌ |
判定 |
池本誠知× |
<1回>池本は強気に打撃勝負を挑んだ。スタンドでサフィジーヌと向かい合う。まるでK-1ファイトのようだ。パンチとローキックが交錯するが決定打は生まれない。5分過ぎに池本はサフィジーヌの右ハイをかわし、バランスを崩して倒れ込んだ相手の上に。初めてのグラウンドも攻め手を欠いた。再びスタンド。池本は右拳でフェイントをかけて得意のダブルパンチを放ったがクリーンヒットせず。逆に右フック、右アッパー、左フックを顔面に浴びて後退するシーンもあった。
<2回>池本の今GPのために用意した秘技ホワイトキャットは1回には出なかった。スタンドの展開が続く。右ロー、前蹴りでけん制する。サフィジーヌも強烈なパンチで対抗する。残り2分、池本が左フックをかわしてタックルからグラウンドに持ち込もうとしたが、逆に体を浴びせられて下になった。マウントポジションを許すピンチも、一瞬のスキを突いて相手の左足首を固めて脱出。残り30秒から逆襲に出たが明確なポイントは奪えなかった。判定で全ジャッジがサフィジーヌを支持した。ちなみに池本がホワイトキャットを出したかどうかは不明。 |