| ▽高田総統とハッスル軍が握手したが… |
ビジョンに高田総統の過去の名シーンが流された後、リングに残されたハッスル軍は「あの世に引きずり込まれたように見えた」「高田総統が死んだとは思えない」と戸惑いを隠せない。HGが「ハッスル軍の革命が成立したってことですか?」と大会を締めようとしたが、「待ちたまえ」と高田総統が1人で姿を現した。
高田総統は「今日をもって私はハッスルからいなくなる。私がハッスルに来た目的は日本のプロレス界を根こそぎぶち壊し、そのがれきの上に新たな希望を作り上げるためだ。私ができることはすべてやり尽くしたんだよ。ハッスル軍と抗争してきたのは、私の役割を任せることができる、強いリーダーシップを持てる後継者を探していたんだ。そして、その男がとうとう見つかったよ。マグナム君、これからは君がリーダーとして、ハッスルを作っていきたまえよ」と後継者を指名。マグナムは「オレはあんたのこと嫌いじゃないよ。敵でもすげえヤツは認めたくなる性質なんだよ。あんたと戦って心の底からすげえって思ったよ。今日であんたがいなくなると思うと、素直に喜べねえんだよ。さよならとは言わないで、手と手を取り合って、新しいハッスルを作りましょうよ」と共闘を提案。高田総統は「うれしいよ、ありがとう」と握手を交わし、ハッスル軍の待つリングに中へ。ハッスル軍メンバー全員と握手した。
ハッピーエンドかと思われたが、炎の中からRIKIが登場。「暑中お見舞い申し上げます。アルマゲドン、アルマゲドンと騒いでおられたので、どんなとてつもないものが見られるのかと期待に胸をふくらませ、このスモウパレスに馳せ参じましたが、非常に失望いたしております。高田総統、私このハッスルを破壊しにやってきましたキングRIKIと申します。総統の全知全能がいかほどのものか確かめに来ましたが、たいしたことない、むしろ弱いと言った方が正しい」と一気にまくし立てる。高田総統が「冗談は衣装だけにしておけよ。確かめてみるか?」とレーザービターンの構えを取ったが、キングRIKIが先に放った紅のバックファイヤーを食らい、胸の辺りに爆発を起こして倒れた。キングRIKIは「次にお目にかかれるのは秋の声が聞こえるころでしょう」と退場。最後の力を振り絞って立ち上がった高田総統は「マグナム、今こそハッスルするのだ。ハッスルよ永遠なれ!」と叫び、爆発とともに煙の中に姿を消した。
怒り心頭のマグナムは「オレがぶっ潰してやるよ。これからどんな強敵が来ようが、オレなりのハッスルでもっともっと新しいハッスルを見つけていく」と、今後のハッスルを引っ張ることを誓った。 |
| ▽無制限1本 |
| ○マグナムTOKYO |
7分58秒 体固め |
エスペランサー・ザ・ゴッド× |
高田総統の戦う化身が敗れた。試合直前に「私の最後の日にモンスター軍が全敗を喫するとは」と怒りをあらわにしていた高田総統は「役立たずの部下に用はない。高田モンスター軍を解散する」と宣言。「究極の闘う化身」エスペランサー・ザ・ゴッドとしてリングに上がった。ローキック1発でマグナムを倒すと、花道に逃げ込んだところにレーザービターンを発射。これはかわされたが、ロー、ミドルと蹴りを連発されても微動だにせず、笑いながらチョーク攻撃。無表情だったこれまでのエスペランサーとは違い、不気味さを漂わせた。レーザービターンでフィニッシュを狙ったが、マグナムに腕をつかまれて指先を自分の胸に向けられてしまった。自爆したエスペランサーはピクリとも動けないまま、AVスタープレスで3カウントを聞いた。
場内が暗転し、花道の両サイドに火がともる。花道奥に現れた黒装束の5人に導かれて歩き出したエスペランサーは煙の中、姿を消した。 |
| ▽無制限1本 |
○ボノくん 天龍源一郎 |
7分58秒 体固め |
アルマ ゲドン× |
ボノくんが覚醒し、最強モンスタータッグを撃破した。数日前から眠ったままのボノくんは試合時間になっても目を覚まさない。「寝る子は育つ」とあきらめた天龍は単身リングに向かったが、屈強なモンスター2人を相手に防戦一方。しかし場内が暗転。夢の中で父親ムタから「息子ヨ 覚醒セヨ」のメッセージを送られたボノくんがグレート・ボノになり、リングに登場した。ダブルラリアット、2人まとめての串刺しボディーアタックを見舞うとアルマを場外に投げ捨てる。高田モンスター軍の海外エージェント、フランソワーズがリングに上がるとオレンジ色の毒霧を発射。最後はゲドンをフラッシングエルボー、ブレーンバスターで沈め、アルマ、ゲドンに初黒星をつけた。
「ボノ、やっと一人前になったな」と天龍、TAJIRIらに声をかけられたボノだが、ハッスル軍に背中向け、花道の奥に開かれた魔界への扉へ。父親を探しに魔界へと旅立った。 |
| ▽無制限1本 |
HG ○RG |
7分35秒 体固め |
アブドーラ・ザ・ブッチャー タイガー・ジェット・シン× |
20年ぶりに組んだレジェンドヒールが空中分解した。シンはリングに上がる前にRGをサーベルで流血させ、ブッチャーもフォークを額に突き立てる。HGにはシンがマスクをはがしてかみつき、ブッチャーがフォークで流血させた。シンがコブラクロー、投げ捨てブレーンバスターでRGをボロボロにすると、ブッチャーが羽交い締めにしたHGにバターナイフで襲いかかる。しかしHGにかわされてブッチャーを誤爆し、不穏な空気が漂った。逆にシンがRGを羽交い締めにすると、今度はブッチャーのフォークが誤爆。倒れたシンがRGにフォールを許してしまった。
怒ったシンがブッチャーに襲いかかり、レジェンド2人の乱闘が始まった。HGが「ジジイ2人、レイザーラモンは死んじゃいねえぞ! 内容はどうであれ、イチ芸人がレジェンドからフォールを奪ったぞ!」、RGは「本当プロレスファンでよかった」と喜んだが、レジェンド2人は耳を傾けることもなく乱闘に専念。観客は勝者レイザーラモンにではなく、レジェンド2人の暴れっぷりに大喜びだった。 |
| ▽モンスターランブル無制限1本 |
| ○赤鬼蜘蛛 |
15分42秒 ダブル蜘蛛糸絡み |
ザ・モンスター℃× パンチ・ド・C× |
| 高田総統が生み出したモンスターNO・1を決めるバトルロイヤルを赤鬼蜘蛛が制した。30秒ごとに選手が入場するスタイルで、ザ・モンスター℃とパンチ・ド・Cでスタートし、ニセHG、長州か、人狼がリングイン。しかし、人狼はニセHGにかみつこうと飛び掛ったところを場外に落とされ、オーバー・ザ・トップロープで退場。KIDATA・ロー2009はリングインと同時にドロップキックからフォールされて退場。赤鬼蜘蛛が入場し、ラスト8人目で登場したのは恐・イタコ。すでに橋本真也の魂が憑依しているイタコは「爆勝宣言」が流れる中、ケサ斬りチョップを連発。因縁の長州にバックドロップを食ったが、ニールキック、DDTで反撃してフォールした。続いて「J」が流れ、ジャンボ鶴田の魂が憑依。なぜか馬場ムーブを見せるパンチと次々に合体攻撃を繰り出し、ニセHGを退場させた。しかし、最後になぜかマイケル・ジャクソンが憑依。「スリラー」を踊って見せたが、攻撃できずに無抵抗のままオーバー・ザ・トップロープで失格し、花道をムーンウォークで退場していった。残りは3人。ザ・モンスター℃とパンチ・ド・Cが力を合わせて赤鬼蜘蛛を攻めるも、パンチ・ド・Cが裏切ってザ・モンスター℃をカバー。3カウントは入らなかったが、もめる2人に赤鬼蜘蛛がクモの糸を放ち、十字固めで2人まとめてフォールした。 |
| ▽無制限1本 |
坂田亘 ○小路晃 |
17分12秒 体固め |
川田利明 アン・ジョー司令長官× |
| 「無所属」の坂田、小路組が無敗を守った。モンスター軍が裏切り者小路を制裁するために送り込んだ刺客は重鎮タッグ。小路が川田のお株を奪うステップキックを狙うと本家の逆鱗に触れ、合体攻撃、顔面へのスピンキックを浴びた。坂田が流れを変え、小路も払い腰3連発、腕ひしぎでアン・ジョーに逆襲。しかし、川田のニードロップでカットされ、アン・ジョーのグランドクロス300に捕まった。坂田も川田にストレッチプラムを決められて万事休すかと思われたが、小路が自力でロープエスケープ。川田のジャンピングハイキック、パワーボムを食ったが、坂田のカットに助けられるとアン・ジョーにデスバレーボム、黒部の太陽(ネックハンギングからの払い腰)を決めて、逆転勝利を挙げた。 |
| ▽無制限1本 |
越中詩郎 ○TAJIRI KG |
12分48秒 片エビ固め |
REY大原 スペル・ウイルス ザ・デビル・ピエロ× |
| 「ケツおやじ」越中率いるハッスル軍がオープニングマッチを制した。KGがピエロのかわいい動きに惑わされ、TAJIRIはウイルスとの元WWE対決でハイレベルの攻防を見せたが、長時間捕まった。しかし、越中がヒップアタック連発で3人を吹っ飛ばして反撃。KGが「必勝」ハチマキを巻いてダイビングヒップアタックを大原に見舞うと、越中もエプロンからの場外ヒップアタックでモンスター軍を3人まとめてなぎ倒した。最後はTAJIRIがバズソーキックでピエロを仕留めた。 |
| ▽高田総統登場 |
| 「さよなら高田総統」とタイトルが付いた大会で、総統はオープニングから登場した。「最後のあいさつをしておこう」「最後まで夏服を作ってくれなかったな」「今宵が諸君と過ごす最後の夜だ。思い残すことのないように、今日は思いっきりハッスルするのだ!」と、最後を強調して大会をスタートさせた。 |