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詳細速報 <K-1 3・28横浜>

◆K-1 WORLD GP 2009 in YOKOHAMA

◇神奈川・横浜アリーナ◇2009年3月28日◇17:00 ◇観衆1万328人  
代役出場前田が日本初ヘビー級王者

 日本人初のK-1ヘビー級タイトリストが誕生した。同級王者決定トーナメントに出場した前田慶次郎(22=チームドラゴン)は、1回戦で優勝候補のメルヴィン・マヌーフ(オランダ)を1回KOで下す大金星。決勝でも強豪グーカン・サキ(トルコ)と堂々と渡り合い、延長戦の末判定勝ちした。ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ)のインフルエンザ欠場で巡ってきた代役出場のチャンスを生かし、武蔵でもなし得なかった快挙を達成した。
 メーンのヘビー級スーパーファイトでは3度WORLD GPを制しているレミー・ボンヤスキーが総合格闘技の勇者アリスター・オーフレイムとのオランダ決戦を判定で制し、K-1の面目を保った。

▽3分3回延長2回
○レミー・ボンヤスキー 判定 アリスター・オーフレイム×
 <1回>ボンヤスキーは冷静に立ち上がった。オーフレイムがいきなり左跳びヒザを狙ってきたがディフェンスし、右ローで接近を阻止した。距離を取りながら右ミドル、ロー。オーフレイムは低い体勢からパンチを放ち、接近を試みた。
 <2回>ボンヤスキーがオーフレイムのパワーに押された。右前蹴りをボディーに食い、ロープに詰まる。両腕で体を抱えられて両ヒザを突き上げられた。さらに右前蹴りを顔面に受けて鼻血を出した。もみ合いでスタミナを失い、動きが止まった。
 <3回>ボンヤスキーが動けない。オーフレイムに密着され、右ロー、ヒザ、右パンチを浴び続ける。クリーンヒットはないがダメージは明らかだ。しかし2分20秒、瞬間的に距離を取って右ヒザから打ち下ろしの右ストレートをアゴに決め起死回生のダウンを奪った。それでも前進してきたオーフレイムを右ヒザ、右ローで迎え撃って試合終了。判定は3-0。王者ボンヤスキーがK-1の誇りを守った。
▽日本代表決定トーナメント決勝戦3分3回延長1回
○前田慶次郎 延長判定 グーカン・サキ×
 <1回>前田は左インローでリズムを作る。右ロー、右ミドルも狙った。サキに左右フックから右ハイでコーナーに追われても体を入れ替え、右ローから右ストレート。サキにパンチを打たれても上体の動きでクリーンヒットは許さなかった。
 <2回>前田はサキの動きを冷静に見極め、相手の左フックの内側から右ショートを顔面に。強い右ミドルから右のパンチは相打ちになった。サキの前蹴りをボディーに食ったが、中間距離を保ってうまく戦った。
 <3回>前田がサキに左ミドル3連発を浴びた。リング中央での接近戦でカウンターを狙い合い、右ストレートをヒット。左ローを放ちながらロープに詰め、ショートパンチでサキの顔面を狙った。終了間際に左フックを浴びたがダメージはなかった。判定は3人ともドローで延長へ。
 <延長1回>前田がプレッシャーをかけ、ロープに追い込んでワンツー連打。サキに前蹴りで突き放されても距離を詰めてパンチを狙う。左ハイをかわして右ショート。右ミドル、左ハイにもスピードがあった。左フックの打ち合いでも負けなかった。判定は2-0で前田。日本人で初めてヘビー級王座を獲得した。
▽3分3回延長2回
○ピーター・アーツ 延長判定 エロール・ジマーマン×
 <1回>アーツが先制された。いきなりジマーマンに右ロングフックを狙われ、左右ローを浴びた。しかし、立て直す。右ロー、左ミドルで落ち着きを取り戻し、矢のような右ストレートを顔面にヒット。さらに左フックをアゴ、右ストレートをボディーに決めた。
 <2回>アーツが攻める。ワンツーから右ハイ、接近して左ヒザで顔面を狙う。左ジャブで自分の距離を保ち、左ミドル、ハイの連発も決まった。しかし、ジマーマンのパンチをカウンターで食って足がそろい、終了間際には至近距離から右の跳びヒザを頭部に浴びた。
 <3回>アーツが前に出る。左ハイ、前蹴りからパンチを放つ。ジマーマンの左フック、右ロングフックが顔面をかすめたが、攻勢を緩めない。右ストレート、左ミドルを中心に最後まで攻め続けた。判定は3人ともドロー。
 <延長>アーツがパンチとキックで上下を打ち分けた。ワンツーを打って右ロー、左ミドル。ワンツーから右ハイ。右ボディーストレートから右ヒザ。ジマーマンの左フックをアゴに受けても終始前に出て、延長までもつれたものの判定勝ちした。
▽3分3回延長2回
○グラウベ・フェイトーザ 2回48秒
TKO
沢屋敷純一×
 <1回>沢屋敷は軽くステップを踏みながらパンチとローのコンビネーションを狙う。フェイトーザの左ハイもうまくブロックした。コーナーに詰められてもスルリと体を入れ替えたが、リング中央で接近しようとした瞬間に左ストレートをアゴに浴びてダウン。立ち上がったが、パンチの打ち合いから右フックを頭に受けて2度目のダウンを喫した。
 <2回>沢屋敷のダメージは深刻だった。踏ん張りが利かず、攻撃に力が入らない。それでも果敢に接近戦を挑んだが、再び左ストレートをカウンターされてダウン。セコンドからタオルが投げ込まれた。
▽3分3回延長2回
○エヴェルトン・テイシェイラ 再延長判定 ジェロム・レバンナ×
 <1回>ミドルの打ち合いになった。レバンナの左ミドルが強烈にテイシェイラのボディーを襲う。スピードも重さも十分だ。テイシェイラの右ミドルも強い。スネをレバンナの左ヒジにたたきつける。ド迫力の蹴り合いだった。
 <2回>テイシェイラは左右ローでけん制しながら右ミドルのチャンスをうかがう。レバンナ右、左フック、左ミドルを浴びてもひるまない。右ミドル、左ローのコンビが光った。
 <3回>テイシェイラが右ミドル連発で口火を切った。タイミングよく織り交ぜる右ローもレバンナの右脚にダメージを与えている。レバンナの動きが落ちた。テイシェイラは執ように右ミドル、左右ローをヒットする。終盤にパンチで反撃を許したが、手数でペースを守り通した。しかし、判定では決着がつかず延長へ。
 <延長1回>テイシェイラがレバンナに押されて後退する。左強打はブロックしているが、プレッシャーに手が出ない。右ミドルも散発で、逆に左ミドルを食った。左ストレートを連打されてコーナーに詰まった。判定は2人がドローで1人がレバンナ。
 <延長2回>判定に不満のレバンナが攻勢をかける。ジリジリと距離を詰め、左ストレートをテイシェイラの顔面に突き刺す。左ハイ、ミドルにも気迫が込められた。テイシェイラの右ミドルを何発も浴びながら前に出続けた。レバンナが優勢に思えたが判定は1-2でテイシェイラを支持した。
▽3分3回延長2回
○セーム・シュルト 判定 ヘスディ・カラケス×
 <1回>カラケスが積極的だ。シュルトに臆(おく)することなく前に出る。左ジャブ、フックから右ストレート、右ローで攻め立てる。連打でコーナーに追い込んだ。シュルトの左ジャブ、左ハイ、ヒザ、前蹴りを浴びて中盤以降は失速したが、勇敢な戦いぶりだ。
 <2回>カラケスはそれでも前に出る。ワンツーから右、左のローの組み立てだ。しかし、シュルトの強い左ジャブ、左ミドル、左ヒザに押し返される。左前蹴りをボディーに浴びるとたまらずダウン。立ち上がったが、シュルトの攻撃に動きが止まった。
 <3回>カラケスはゴング直後こそパンチを振るいながら前に出たが、シュルトの左ジャブ、前蹴りに突き放された。ダメージも深い。ロープに詰められて重い打撃を受け続けた。最後まで決定打は許さなかったが、初参戦は判定負けに終わった。
▽K-1ヘビー級王者決定トーナメント1回戦3分3回延長1回
○グーカン・サキ 延長1回1分58秒
KO
タイロン・スポーン×
 <1回>サキが左構えのスポーンに右ハイを狙う。左フックから右ショートを追い打ちしたが、クリーンヒットしない。左ロー、ハイ、前蹴り、後ろ回し蹴りも正確性を欠いた。スポーンは巧みな左右スイッチでサキの攻撃をかわした。
 <2回>スポーンは右構えを主体に戦い始めた。サキのパンチをかいくぐって左フックから右ストレート。ローも互角に打ち合った。終盤に右ローを放った瞬間、サキの左フックを浴びて一瞬動きが止まった。
 <3回>サキが攻勢に出る。右ローからパンチのコンビネーション。右のバックハンドブローも狙った。反撃に出たスポーンにロープ際まで追われたが、左右ショートフックのカウンターで対応した。判定では決着がつかずに延長へ。
 <延長>スポーンが前に出た。左ローでサキを崩し、接近してショートパンチを狙う。サキの左太もも内側が赤黒く腫れ始め、明らかに動きが落ちた。リング中央、スポーンは思い切り放った右フックを空振りし、サキの右フックを鼻っ柱に浴びた。強烈なカウンターにダウン。立ち上がったものの体は大きく揺れて試合続行は不可能だった。
▽K-1ヘビー級王者決定トーナメント1回戦3分3回延長1回
○前田慶次郎 1回2分2秒
KO
メルヴィン・マヌーフ×
 <1回>前田が左ジャブ2発で先制した。マヌーフに右ローを返されたが、フットワークを使って距離を取る。静かな展開で迎えた中盤、接近を許して左右フックを顔面に食った次の瞬間、両足を踏ん張って放った右ショートカウンターがアゴを打ち抜いた。前のめりにダウンしたマヌーフは何とか立ち上がったが、そのままカウントアウトされた。
▽オープニングマッチ3分3回
○野田貢 判定 ユ・ヤンレ×
 
▽オープニングマッチ3分3回
○佐藤匠 3回1分19秒
TKO
堀啓×
 
▽オープニングマッチ3分3回
○坂間豊 1回29秒
KO
立川隆史×
 


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