大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)が、5日目に初黒星を喫した。ここまで対戦成績が10勝15敗と、番付下位ながら相性の悪い栃煌山(28=春日野)に、うまく懐に入られ寄り切られ、初日からの連勝は4で止まった。

 「自分で決めた立ち合いと、気持ちの持っていき方。そこだけ。自分が決めたことだから仕方ない」と、独特の言い回しで敗因を口にした。この日は3大関が総崩れ。その3人目として土俵に上がったが「しょっぱい相撲を取ってしまった。(3大関の中で)最後が一番、情けなかった」と苦虫をかみつぶすように話した。