5日目の松鳳山戦で左膝を負傷した西前頭5枚目の遠藤(24=追手風)について、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は17日、帰京後に半月板の内視鏡手術を受ける方針を明かした。「内視鏡検査を行い、手術を行おうと思っている。手術というと大げさで、処置のようなもの」と話した。遠藤は「左膝前十字靱帯(じんたい)損傷、左膝外側半月板損傷で約2カ月間の休業を要する」として、6日目から休場。

 16日にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受診し、前十字靱帯については「ほぼ断裂しているだろうとのことだった」と完全断裂の可能性が高いという。ただ「今後必要なら手術をするが、現時点では完全断裂でも部分断裂でも、たぶん大丈夫」と、復帰に1年近くかかる手術はしない方針。「夏場所に出ることを目標にトレーニングを積む。結果、ダメかもしれないが、夏場所を目指す」と話した。