大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)、横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)ら力士7人が30日、兵庫・淡路島巡業後に尾車巡業部長(57=元大関琴風)らと神戸市・東遊園地を訪れ「阪神淡路大震災20年献花式」を行った。

 震災から20年の節目の年に、慰霊と復興のモニュメントがある同地を訪れた同部長は「大震災のことを忘れることなく、亡くなられた方の気持ちも忘れることなく、国技の発展に寄与していければという思いで訪問させていただきました」とあいさつ。両横綱が献花を行い、幕内の勢(28=伊勢ノ海)は「すべては強くなるために」と題した相撲甚句を披露。「奇跡の復興 成し遂げて さらなる高みを目指すべく 一丸精進 皆さまよ 尊きお姿忘れぬよう 勇壮 鎮魂 そろい踏み ここに奉納 いたします」などと、鎮魂の歌をささげた。