二所ノ関一門の連合稽古が2日、東京・両国国技館で行われた。この日と3日に開催される「第13回両国にぎわい祭り」の一環として、一般ファンにも無料で公開された。

 稀勢の里(田子ノ浦)、琴奨菊(佐渡ケ嶽)はじめ一門の関取や若い衆が、本場所の会場となる土俵で熱のこもった稽古。一門以外からも小結逸ノ城(22=湊)が参加。平幕相手に9番(4勝5敗)取った後、2大関が上がった土俵に指名されるかたちで残り、稀勢の里と3番(全敗)取った。

 帰り際、尾車親方(元大関琴風)から「今日は来てくれてありがとう」と感謝されると、恐縮しきりに頭を下げた。約2000人の一般ファンが見守る中での稽古だったが「(雰囲気は)普通っす。(出稽古は湊親方に)言われて(来た)」と言葉少なに引き揚げた。