大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)が5日、時津風部屋に出稽古した。

 同じく出稽古に来た小結逸ノ城(22)と11番と取り全勝。たっぷりとかわいがり、稽古後には直接叱咤(しった)するなど横綱の貫禄を十分に見せつけた。

 夏場所(10日初日、東京・両国国技館)では史上初となる2度目の7場所連続優勝(35回目)を狙うが「(意識は)全くない。千秋楽まで(相撲を)取り切る」と泰然とした態度だった。大関昇進を狙う関脇照ノ富士(23)ら若手の台頭も著しく「役者がそろってきている。3横綱がしっかりと壁になっていくと盛り上がる」と、大相撲のさらなる人気上昇を見据えた。