横綱白鵬(30=宮城野)が、大関稀勢の里(28=田子ノ浦)に敗れ、痛恨の3敗目を喫した。

 立ち合いで左を差し、一気に寄っていったが、土俵際で突き落としを食らった。際どい勝負だったが物言いはなし。白鵬も12日目の豪栄道戦のように負けても土俵で立ち尽くすことはなく、礼をしてあっさり土俵を下りた。

 これで、優勝争いは同じ11勝3敗で照ノ富士に並ばれ、4敗には6人が名を連ねる展開に。大混戦を演出してしまった白鵬は支度部屋では3日続けて報道陣に背を向け、無言のまま場所を後にした。