小結逸ノ城(22=湊)が、魁聖を得意の右四つで寄り切り、関脇復帰を確実にした。千秋楽で勝ち越しを懸けるのは初体験。「後がないんですごく緊張しました」と安心した。

 場所中に左肩を痛め、テーピングは最後までつけた。苦しんだ場所だが「2桁勝ちたかった。いい勉強になりました」。支度部屋ではテレビが映す照ノ富士の様子をじっと眺めていた。