名古屋市天白区の仏地院で4日、名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が行われた。

 二所ノ関一門の連合稽古で大関と久しぶりに相撲を取った横綱鶴竜(29=井筒)は、負傷していた左肩について「95%以上、OK。少々、痛くても出ます」と名古屋場所への出場を明言した。稀勢の里、琴奨菊の両大関を相手に16番。最初はあっさり寄り切られる場面もあったが、徐々に体が動いた。「感覚を思い出しながらやっていた。やっていくうちに体が反応してきて、いいんじゃないかな」と手応えを感じた。出る以上は結果が求められるが「一番いいのは優勝。2桁以上は勝たないと」と肝に銘じていた。