大相撲の横綱白鵬(30=宮城野)らが6日、サッカー女子W杯カナダ大会で準優勝に終わったなでしこジャパンをねぎらった。

 愛知・長久手市内の田子ノ浦部屋には出稽古した白鵬に加え、横綱日馬富士(31)新大関照ノ富士(23)ら伊勢ケ浜部屋の関取衆が集結。大関稀勢の里(29)ら部屋の力士と精力的に稽古後、同じ時間に行われたW杯決勝で日本が米国に2-5で敗れて2連覇を逃したことを知ると、おのおのの思いを口にした。

 これまでの戦いもテレビでチェックしていた照ノ富士は「(出稽古に)来るときに見てたんだけど、1-4だった。最初の15分だなあ」と残念がった。まだ幕内優勝経験のない稀勢の里は「(自分は)1番になったことないからね。なでしこの気持ちはよく分かりますよ」と自嘲気味に話しつつ、決勝で敗れた選手たちの心情をおもんぱかった。

 一方、35度目の優勝を狙う白鵬は、連覇の難しさを「その舞台に上がった人しかわかりませんから」と、自身の経験に基づいてコメント。続けて「あのプレッシャーの中で、よく決勝まで上がったと思う。残念というより、私はよく戦って、よく頑張ったとエールを送りたい」と、選手たちの奮闘をねぎらっていた。