元関脇のレジェンド2人が、現役生活の窮地に立たされた。

 40歳の幕内旭天鵬(友綱)は、佐田の富士に寄り切られての9敗目に「ダメだ」とがっくり。十両転落なら引退と公言してきたが、あと1敗で可能性が出てくる。「ヤバイね。いろんなことが頭をよぎる。まだチャンスあると思ってやるしかない」と危機感を募らせた。92年春初土俵の同期、39歳の十両若の里(田子ノ浦)も幕下出羽疾風に敗れて9敗目。十両に踏みとどまるには残り3戦全勝が求められるが「あきらめませんよ。往生際悪いから」と気力を振り絞った。