大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)に本来の攻撃が戻ってきた。立ち合いで押し込むと、左上手を引いて207キロの関脇逸ノ城(22)を寄り切った。「自分の相撲は前に出るしかない。それだけ考えた」。

 5度目のかど番場所で苦しんできたが、7勝7敗の五分まで戻した。千秋楽は照ノ富士戦。かど番脱出へ「肩の力を抜いて、イメージトレーニングしていきたい」と話した。