日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は27日、東京・両国国技館で定例会合を開き、大相撲名古屋場所で横綱白鵬が逸ノ城戦で駄目押しをしたことについて、守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は「横綱として本場所でやるのは良くない。猛省を促したい」と苦言を呈した。35度目の優勝は「終わってみれば、また白鵬。圧倒的に強い」と絶賛した。

 2場所連続休場明けで千秋楽まで優勝争いをした横綱鶴竜には「休場中に相当、体を鍛え直したのではないか。来場所に期待したい」と高評価だった。

 右肘の負傷で2日目から休場した横綱日馬富士に対しては「体調を万全にして土俵に戻ってきてほしい」と話した。

 体調を崩し名古屋場所を途中休場した北の湖理事長(元横綱)は欠席した。