西前頭9枚目の誉富士(30=伊勢ケ浜)が5日、福井・鯖江巡業で「ハッスル」した。

 通常は前後半で力士が交代するはずの申し合い稽古で、異例のフル参戦。高安や逸ノ城らを相手に幕内の関取衆で最多の計24番をこなし、14勝10敗だった。

 これで夏巡業スタートから3日連続で朝稽古で相撲を取った。平幕では佐田の海と2人だけの“皆勤”で稽古熱心さを見せつけた。「初日、2日目もやったけど物足りなかったので、今日は前後半ともやろうかなと思った。とりあえず、1日30番稽古することを目標にしたい」と、夏巡業でのノルマを明かした。

 5月で30歳になったが、まだまだ鍛え抜く考え。「トシを取って稽古休んだら落ちる一方。強くなるには、今まで以上にやらないと。休むのは、いつでも休めますから」と、気合満々だった。