大相撲の横綱鶴竜(30=井筒)が3日、東京・墨田区の時津風部屋で出稽古した。

 横綱白鵬(30=宮城野)も訪れる中、新十両正代(23=時津風)幕内蒼国来(31=荒汐)と17番で全勝。順調に調整を進めている。

 夏巡業から帰京後に2場所連続休場の原因となった左肩の検査も行い、患部の悪化もなし。「順調といえば、順調です。100%ではないけど、スラップ(肩の内部でけん板とくっついている部分)もだいぶ固まってきた。90%は超えたんじゃないですか」と話した。休場明けだった名古屋場所では、十分に稽古が出来ない中で12勝。横綱として初優勝をめざす秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)へ、視界は良好のようだ。