知人の男性を暴行したとして大相撲の熊ケ谷親方(元十両金親)の山村和行容疑者が傷害容疑で逮捕された事件で、所属する宮城野部屋の師匠、宮城野親方(元幕内竹葉山)は3日、東京・両国国技館で日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)に謝罪し、状況を説明した。

 宮城野親方は「知っていることは全部伝えました。うちの部屋付き親方なのだから(自分に)責任はある」と話し、北の湖理事長は「現状報告を受けた」とだけ述べた。

 相撲協会は危機管理委員会で対応を協議する。山村容疑者は知人女性に八百長の存在を告白したなどと週刊誌に報じられ、この問題で2010年に相撲協会に提出した始末書で、再度不祥事を起こせば解雇も受け入れる覚悟を示しており、厳しい処分が予想される。