大相撲秋巡業は10日、さいたま市で開催され、関脇妙義龍(28=境川)が同じ関脇の栃煌山(28=春日野)と三番稽古で汗を流した。

 10番を取って5勝5敗。「お互い研究しあうとかじゃなくて、分かりきっていますから。いい稽古ができた。調整しながら、どんどんやっていきたい」と充実感を口にした。

 相撲の名門、埼玉栄高にはプロ入り後も顔を出しており、後輩たちのことも気にかける兄貴肌。6日に佐渡ケ嶽部屋への入門会見を行った佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男、鎌谷将且(17=3年)も小さいころから知っており「小さかったのに、大きくなった。栄の寮に(身長の)線を引いていたんですけど、俺と同じぐらいになった。期待しますよ」と笑顔で話した。将来、実現するかもしれない対戦については「対戦したいです。負けるかもしれない…」と笑わせた。