大相撲の秋巡業は11日、甲府市で開かれ、来場所かど番の大関豪栄道(29=境川)が、今回の巡業で初稽古を行った。

 結膜炎にかかったために稽古を控えていたが、この日から復帰。「早くやらないと、と焦りが少しあった」。その中で、十両力士の申し合いの最中に土俵に上がり、天鎧鵬(30=尾上)、常幸龍(27=木瀬)、輝(21=高田川)、錦木(25=伊勢ノ海)と計12番(11勝)取った。

 この後に稀勢の里(29=田子ノ浦)も相撲を取ったが、横綱、大関陣で最初の稽古者となった。「ちょっと勘が鈍っているところがあった。徐々に行きます。巡業は番数は多くできないので、内容を」とし、徐々にペースアップしていく。