大相撲秋場所を途中休場した横綱白鵬(30=宮城野)が、20日に香川県丸亀市で開かれる秋巡業から復帰する意向を示した。13日、都内の病院で秋場所中に痛めた左膝の検査を受けた後に、「先生と相談して、巡業に出られるという話も出てきた。ある程度、四股も踏めるようになった。20日の香川から出ます」と明言した。

 秋場所では初日から2連敗し「大腿(だいたい)四頭筋腱炎(けんえん)で1カ月の加療を要する」と診断され、3日目から休場していた。患部については「まだ痛みは多少あります」としつつも「ダラダラしても意味がない。(状態も)最初より良くなっている。みんなけがと闘って土俵に上がっていくので、付き合いながらやっていくしかないね」と話した。残り1週間は東京・墨田区の部屋で稽古する予定で、九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)へ向けて調整を進めていく。