大相撲九州場所(8日初日、福岡国際センター)の取組編成会議が6日に行われ、3場所ぶりに復帰する横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)は初日に関脇妙義龍(29=境川)、2日目に西前頭筆頭大砂嵐(23=大嶽)との対戦が組まれた。

 さっそく因縁の相手との取組が決まった。名古屋場所初日に対戦した際、右肘を強打して途中休場を余儀なくされた妙義龍戦。福岡・太宰府市内の部屋宿舎で朝稽古後、対戦相手を知らされた日馬富士は「そうだよな」と言いつつ「楽しみだね」と、久々の本場所の土俵を待ちわびているようだった。秋巡業にも参加し、精力的に汗を流してきた自負もあり「頑張る!」と短い言葉に思いを込めた。

 この日は幕内誉富士(30)宝富士(28)と14番を取り、鋭い当たりを見せるなど13勝1敗。体のキレも戻ってきた。前日5日の稽古休みは筑紫野市の「大観壮」で休養に努め「温泉にも3回入った。汗を流して、体を柔らかくして、マッサージして。おいしいしゃぶしゃぶも食べました」と上機嫌だった。