西三段目96枚目の霧馬山(19=陸奥)が、三段目優勝を果たした。

 同90枚目の大司(23=入間川)を上手投げで破り、土俵上で思わず右手でガッツポーズ。7戦全勝とし「よかった。あ~、緊張した」と笑顔を見せた。

 モンゴル出身で、15歳までは遊牧民として約200頭の家畜とともに暮らした新鋭。5月の夏場所で初土俵を踏み、一気に番付を駆け上がってきた。

 「目標は横綱。(好きな力士は)日馬富士」。184センチ、108キロ。まだ日本語は片言、体も成長中で、のびしろは計り知れない。