近大相撲部の池川勇気、石橋広暉、玉木一嗣磨(ともに4年)が24日、東大阪市内の近大で会見し、大相撲入りすることをを発表した。

 今月の全日本選手権で3位に入った石橋と、同部主将で9月の全国学生体重別選手権無差別級3位に入った玉木は高砂部屋に、11月の全国学生選手権で準優勝した池川は八角部屋に入門する。1925年(大14)創部の同部で、3選手同時の角界入りは初めてとなる。

 石橋は「早く関取に上がれるように日々努力し、お世話になった方々に恩返しをしたい」。玉木は「1日1日、悔いの残らないようにしっかり頑張っていきたい」。池川は「学生時代の稽古より厳しくなると思うけど、乗り越えて関取になれるように頑張りたい」と抱負を話した。

 両部屋の師匠もそろって会見に臨み、近大OBでもある高砂親方(元大関朝潮)は「母校から2人スカウトできて大変うれしく思います。しっかり相撲の基本を教えていきたい」と話した。また、日本相撲協会の新理事長に就任したばかりの八角親方(元横綱北勝海)は「池川くんだけでなく、高砂部屋に入る2人も含めて将来の相撲界を背負う存在。協会にとっても宝、大事に育てたい」と語った。