大相撲の大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)が2日、初場所6日目に「右鎖骨骨折」「左膝半月板損傷」で途中休場して以降、初めて公の場に姿を現した。

 健康診断を受けるために東京・両国国技館を訪れ「(ケガは)良くなってます」と順調な回復をアピール。初のかど番で迎える春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)については「もちろん」と出場を明言した。

 休場後は左膝の内視鏡手術を受け、退院後はリハビリ生活。そのせいもあって? 握力検査では右76キロ、左82キロ。平幕だったちょうど1年前は右87キロ、左89キロだっただけに「落ちてるな…何もしてないから」と苦笑した。週明けにも四股など基本運動を開始し、本格的な稽古は29日の番付発表以降に再開する予定。「今までやってきたことを変えないと。一番大事なのは、ケガしないこと」と話した。