大相撲初場所を途中休場して左膝半月板損傷の内視鏡手術を受けた大関照ノ富士(24=伊勢ケ浜)が13日、順調な回復ぶりをアピールした。東京・江東区の部屋で朝稽古後、温泉療法を試みていることを明かし「お湯と冷水に交互につかって、血の巡りも良くなる。少しずつ良くなってます」と話した。今月上旬に1泊2日の部屋の温泉旅行で那須を訪れた際も、治療に専念。「ケガ後は一切飲んでないよ」と、断酒して回復に努めている。

 週4日以上、2時間のリハビリもこなし、数日前から四股も踏み始めた。目標は年内の横綱昇進だが「焦らずに稽古します」と、マイペース調整で春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)を見据える。一足先に綱とりに挑むライバル琴奨菊については「横綱になってくれるとうれしい。自分も楽しいです」と意外にもエールを送った。