大相撲の東前頭筆頭で香川・小豆島出身の琴勇輝(24=佐渡ケ嶽)が11日、センバツ高校野球(20日開幕)に21世紀枠で出場する母校の運命に感激した。

 この日はセンバツの抽選会で、小豆島高の主将が抽選の結果、選手宣誓を引き当てた。そのことを知ると「すげぇ!」とびっくり。「3月に自分が大阪にいて、彼らもセンバツにいて、選手宣誓も小豆島高。ドラマみたいですね」と感激した。

 春場所は、センバツより一足先に幕が開く。母校が2回勝てば、観戦しに行くこともできる。「大関(の琴奨菊)にもそうですが、野球部員たちにも自分が援護射撃できるようにしたい。臆することなく、自分たちのプレーをしてもらいたい」と、自らがいい流れをつくることを誓った。