大相撲夏場所(5月8日初日・両国国技館)を前に横綱審議委員会(横審)の稽古総見が29日、東京・両国国技館で一般に無料公開で行われ、先場所13勝2敗の好成績で初優勝を目指す大関稀勢の里が横綱鶴竜、大関琴奨菊らと13番取って9勝4敗だった。

 2場所連続37度目の優勝を狙う横綱白鵬は土俵下で腕立て伏せなどを行っただけで、相撲を取らなかった。横綱日馬富士は小結隠岐の海らと13番取り全勝。鶴竜は11番、先場所の綱とり失敗から巻き返しを期す琴奨菊は13番だった。