大相撲の「峰崎親方の六十歳を祝う会」が29日、都内で開催され、5月11日に還暦を迎える峰崎親方(元前頭三杉磯)が感謝と決意を述べた。関係者ら約200人が集まり、羽織はかま姿で入場。関係者に促されて赤い羽織ひもに付け替えるなど、終始和やかな雰囲気で進められ「14歳で相撲界に入り、たくさんの方々に応援してもらい、やっと節目にたどり着きました」とあいさつした。

 この会は家族が内緒で計画し、おかみの婦記子夫人が映像とともに涙ながらにスピーチする一面も。峰崎親方は「本当にありがたい。言葉にならないですが、こんなに幸せでいいのかなと思います。私は本当に果報者です」と感謝しつつ「ただ、あと5年。若い力士たちも(十両)荒鷲も、さらに育てる責任がある。泣きたいところだけど、そういう弱さはまだ力士たちに見せたくない。常に前を向いて、相撲の発展に頑張りたい」と語った。