大相撲の十両以上の関取衆で構成される力士会が4月30日、熊本地震被災者支援のための募金活動を東京・両国国技館で行った。国技館周辺のイベント「両国にぎわい祭り」に合わせて実施。熊本出身の幕内正代や佐田の海、大分出身の嘉風、鹿児島出身の千代丸、千代鳳ら九州出身力士のほか、横綱鶴竜らもかけつけ、ファンに支援を呼び掛けた。力士それぞれが、写真撮影やサインに笑顔で応じるなど、ファンにていねいに対応した。

 鶴竜は「これだけじゃ足りないと思うけど、熊本のみなさんが少しでも元気になってくれれば」と話した。夏場所は5月8日に初日を迎えるが、鶴竜は「いい相撲をとって元気づけたい」と力を込めた。力士会主催の募金活動は、5月1日も行われる。