二所ノ関一門の連合稽古が4月30日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋で始まり、稀勢の里と琴奨菊の両大関が熱い三番稽古を披露した。

 低い立ち合いからの馬力を見せる琴奨菊に対して、稀勢の里は強烈なおっつけで対抗。10番連続の相撲は稀勢の里が7勝したが、内容はほぼ互角。「短い分、集中して全部出し切ろうと思った。いい稽古だったと思う」と稀勢の里がうなずけば、琴奨菊も「出し切れて良かった。しかし(稀勢の里は)重いし強いし、体が痛いわ」と充実した顔で笑った。