ともに全勝で、2場所連続37度目の優勝を目指す横綱白鵬(31=宮城野)と成績次第では横綱昇進の可能性のある大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が結びの一番で直接対決。白鵬が稀勢の里を下手投げで下して、優勝争いの単独トップに立った。

 2敗で追う横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)は横綱鶴竜(30=井筒)に寄り切られ、ともに10勝3敗。日馬富士は優勝争いから脱落した。

 残る大関勢は大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が同じく大関の照ノ富士(24=伊勢ケ浜)を寄り切って8勝目。照ノ富士は11敗となった。豪栄道(29=境川)は関脇勢(29=伊勢ノ海)をすくい投げて8勝目を挙げた。

 前頭15枚目の遠藤(25=追手風)は同7枚目豊ノ島(32=時津風)を押し出して10勝目。新十両宇良(23=木瀬)は同9枚目天風(24=尾車)に押し出され4敗目となり、所要8場所での最速十両優勝の可能性が消滅した。同じ新十両の佐藤(19=貴乃花)は同6枚目石浦(26=宮城野)を突き出して11勝目を挙げた。

 幕内は白鵬が全勝。1敗が稀勢の里。優勝争いは2人に絞られた。