日本相撲協会は、大相撲夏場所千秋楽の22日、両国国技館内で三賞選考委員会を開き、西前頭4枚目で14日目までに10勝(4敗)を挙げている栃ノ心(28=春日野)を技能賞に選出した。三賞受賞は6回目で、技能賞は初めて(過去5回はいずれも敢闘賞)。殊勲賞は該当者なしだった。

 敢闘賞は、千秋楽に勝てばの条件付きで、西前頭8枚目の御嶽海(23=出羽海)と同15枚目の遠藤(25=追手風)の名前が挙がった。14日目を終え、御嶽海は10勝(4敗)、遠藤は11勝(3敗)を挙げていた。

 この日の相撲で遠藤は豪風(尾車)に敗れたため、14年初場所(敢闘賞)以来となる、2度目の三賞受賞を逃した。一方、御嶽海は大翔丸(追手風)を破り、初の三賞受賞となる敢闘賞を獲得した。