大相撲の元関脇旭天鵬の大島親方(41=友綱)の引退相撲が29日、東京・両国国技館で行われ、横綱白鵬(31=宮城野)が兄貴分への思いを語った。

 入門前から角界で活躍したレジェンドには、同じ伊勢ケ浜一門で何度も胸を借りた。断髪式でははさみも入れ「2センチぐらい切ったかな。土俵入りもやってもらって、穏やか(な表情)だった」と話した。大島親方が唯一優勝した12年夏場所ではパレードの旗手も務めるなど、公私ともに思い出は多く「私自身も、いろんなことを考えさせられた」と感慨にふけった。

 白鵬は4年後の東京五輪まで現役続行を公言しているが、いずれ訪れる自身の断髪式については「私は2日間やりますから。3日間でもいいよ」と仰天? 発言。「初日は一般公開、2日目は後援会のみ、3日目はすがすがしい格好で、それで歌手デビューでもいいんじゃない? ハハハハハ」とノリノリで話した。