大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)で綱とりに挑む大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が17日、歴史の力に刺激を受けた。

 3日間の合宿を開始した香川・観音寺市の大野原八幡神社の土俵は、約250年前に周囲の土を取り除いて造られたとされる「生(いき)土俵」。境内中央に堂々と構えており「大きな神木を見ても、歴史を感じる」と稽古後もしばらく土俵を降りずに感覚を確かめた。この日は幕内高安と11番で10勝1敗。約1500人の地元住民も集まり「平日なのに、ありがたい」と感謝した。