幕内最軽量126キロの北はり磨(29=山響)が、最重量211キロの逸ノ城(23=湊)を押し出した。

 立ち合いで右に変化し、懐にもぐり込もうとしたが、押し返された。それでも土俵を縦横無尽に動いて幻惑。最後は逸ノ城がスピードについていけずに体勢を崩したところを、勝負と見て突っ込み、押し出した。「相手より下で動き回って、はたいてくれたらラッキーだなと思っていた。つかまらなかったので良かった。左右に揺さぶれました」と喜んだ。負け越しこそ既に決まっているが、懸命の土俵で、幕内残留の望みを千秋楽までつないだ。